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リチャード・ジュエル

20/1/17(金)

1996年、アトランタ。公園で開催されたコンサートで爆破テロが起こる。警備にあたっていたリチャード・ジュエルが、いち早く爆弾を発見したために被害は最小限に収まった。彼は英雄扱いされるが、3日後FBIから重要容疑者として追求されることになる。イーストウッド監督40作目に選んだのは、この事件の映画化となった。まだインターネットやSNSも無い時代に英雄から犯人に貶められる過程は、まさに今を描く。おおよそ主演俳優らしからぬ愚鈍でバカ正直のポール・ウォルター・ハウザーの演技にはリアルすぎて、もどかしさと同情を誘う。無垢な彼を守護天使のように支えるのが母役のキャシー・ベイツと弁護士のサム・ロックウェル。特にロックウェルの疑似家族のような兄貴ぶりと強大な権力にもひるまない姿勢は、イーストウッド節も健在である。今年90歳になる巨匠が今のSNS風潮にもの申す!

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