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第69回ベルリン国際映画祭で史上初の2冠 『37セカンズ』本予告&ポスタービジュアル公開

リアルサウンド

19/12/9(月) 13:00

 映画『37セカンズ』の公開日が2020年2月7日に決まり、本予告とポスタービジュアルが公開された。

 本作は、2019年2⽉に開催された第69回ベルリン国際映画祭で、パノラマ部⾨の最⾼賞となる観客賞と国際アートシアター連盟(CICAE)賞をW受賞した、HIKARIの初⻑編監督作品。世界各地の映画祭から招かれ、Netflixでの海外配給も決定している。

 ⽣まれた時にたった37秒間呼吸が⽌まっていたことが原因で、⼿⾜が⾃由に動かない⾝体になった主⼈公・貴⽥ユマ(佳⼭明)。親友の漫画家のゴーストライターとして働いて⾃分の作品として出せないことへの寂しさや⻭がゆさ、そしてシングルマザーでユマに対して過保護になってしまう⺟・恭⼦(神野三鈴)との⽣活に息苦しさも感じていた。⾃分にハンディ・キャップがあることをつきつけられる⽇々だが、それでも23歳の⼥性として望んでいいことだってあるはず。そんな思いの狭間で揺れる⽇々。そんな時、ある出来事をきっかけに、ユマの⼈⽣は⼤きく変わり、⾃らの⼒で“新しい世界”を切り開いていくことになる。

 公開されたポスタービジュアルは、主人公・ ユマの表情をアップでとらえたもの。自分の意思でこれからの人生を動かすことを決意した女性だけが手に入れることができる美しい未来を、 カラフルな光のグラデーションで表現している。

【動画】『37セカンズ』本予告

 本予告は、異常に過保護な母親と閉ざされた場所から抜け出し、初めて自分の意思で外の世界へと飛び出して行こうとする主人公・貴田ユマの姿を切り取ったもの。自分がゴーストライターとして影で支える友人の漫画家(萩原みのり)のサイン会に足を運ぶが、まるで他人のように無視され、そのやりきれない状況から抜け出そうと原稿を自力で編集部に持ち込む。しかし、「作家に経験がないのに、いい作品は作れないのよ」と、これまでの自分の人生を全否定されるような現実を突きつけられてしまう。

(リアルサウンド編集部)

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