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心理テストで今のあなたがまる分かり! 映画パーソナリティ伊藤さとり

知人から飲み会のお誘い。アナタはどんな靴を履いて行く?

毎月連載

第20回

20/4/1(水)

【問題】
春うらら。
「君がやりたい事に繋がりそうな人たちが集まるラフな飲み会が、休みの日の昼からあるからぜひ来て欲しい」と前日の夜に知人から誘われました。
さて、アナタはどんな靴を履いて行きますか?

E:人と被りそうもないデザイナーの靴



人生の節目となる4月。気持ちのうえでも誰もが新しいスタートを切ることができるこの時期。アナタの芸術的センスを知ることができるのがこの心理テスト。

今回は、又吉直樹×行定勲監督の新作『劇場』と絡めた心理テスト。下北沢を舞台にクリエイティブを目指す人々が登場する『劇場』ですが、さて、アナタは“登場人物の中の誰タイプ”

Aを選んだアナタは
永田タイプ(山崎賢人)

天邪鬼で人と違ったことをしたがるアナタ。自分の魅力は、分かる人に分かってもらえたらいいと思いつつも、やっぱり評価は気になってしまう。ええかっこしいな人が苦手で、気を使うのも得意ではないけれど、夢中になれることには人一倍熱いハートの持ち主。なかなか理解してもらえないところもあるけれど、大器晩成で突如、ブレイクする秘めたる才能あり。やりたいことは、とにかく続けることが吉。

そんなアナタには、まさに自分自身が主人公と言える『劇場』がオススメ。夢を追うことに胸震わせながら人とのつき合い方が分かるかも。

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Bを選んだアナタは
沙希タイプ(松岡茉優)

知らず知らずに心を掴むのが得意な、人好きするアナタ。その理由は、相手の性格を読み取る能力に長け、相手が喜ぶことを自然としてしまう才能の持ち主だから。特に好きになった人に対しては、良い交際相手でいようと心がけ、一途に尽くすところも。ただし相手の顔色ばかりを見ていると、ときに自分を見失うこともあるので要注意。出会った人に才能を見出してもらい開花するタイプなので人との出会いが重要。

そんなアナタには、『WAVES/ウェイブス』がオススメ。自分に自信を持たせてくれる相手とは、どんな人なのかが分かります。

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Cを選んだアナタは
野原タイプ(寛 一 郎)

飾らず気取らないムードメーカーなアナタ。TPOもわきまえていて、楽しいことを誰かと一緒に作り上げるのが好きなタイプ。そうすることで仲間がいるから頑張ろうという責任感も生まれ、アナタ自身の魅力もさらにパワーアップします。ただし、パートナーとなる相手がやる気を失ってしまうと一気にトーンダウンするのが難点。仲間を大切にする人なので、何かを始めるときは信頼できる仲間と立ち上げることが吉。

そんなアナタには、『フェアウェル』がオススメ。家族の素晴らしさや人の弱さも愛おしいと思え、優しさを再確認できますよ。

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Dを選んだアナタは
青山タイプ(伊藤沙莉)

何事もパワフルに突き進むポジティブなアナタ。インパクトを大事にしているので、初対面の人にも必ず印象を強く残す人です。自分がやりたいことをはっきりと伝えられるので人からも信頼されやすいでしょう。アイデアマンなので自分の特技をフル活用できる才能に長けています。ただし、こじらせ系のタイプとは衝突する恐れもあり、そこは寛大な心で接していれば、場合によっては良き仕事相手になる可能性も。

そんなアナタには、脳に刺激を与えてくれる『囚われた国家』がオススメ。予想を超える展開の連続にアドレナリンが出まくりかも。

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Eを選んだアナタは
小峰タイプ(King Gnu井口理)

カリスマ性を兼ね備えたアナタ。もともとセンスが良いので、時代の流れや流行を敏感にキャッチしながら自分の頭の中に浮かんだものを形にできる天性のアーティストです。自己プロデューズ能力に長けているので、多くの人がアドバイスを求めにやってきます。ただし、自分に自信がない人には、いわれなく嫌われてしまう傾向も。それはアナタが身にまとう“余裕”が原因。これはもう仕方がないことと諦めて。

そんなアナタにオススメなのは、見事な脚本と編集、監督による『在りし日の歌』。心奪われる良質な人間ドラマで感性が磨かれるはず。

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伊藤さとりの今月のオススメ心理映画

日本の恋愛映画でのジェンダー論〜『劇場』

『劇場』

恋愛映画を撮っている日本の監督の男女比は?

「恋愛なんてしてもしなくても幸せならそれでいい」

おっしゃる通りでして、言うなれば恋愛小説を書くのも恋愛映画を作るのも“女性が得意”という固定概念は実のところ間違いだったりするんです。

だって今回の『劇場』の原作者は又吉直樹さんだし、行定勲監督といえば、代表作のひとつに片山恭一原作の『世界の中心で、愛をさけぶ』があったり、そもそも私の大好きな『ひまわり』や『贅沢な骨』だって行定勲監督のオリジナル脚本&監督作品だもの。

さらに昨年、ロングランヒットした『愛がなんだ』を撮った今泉力哉監督が今年発表した映画は、男の子たちの恋愛での社会との葛藤を描いた『his』だし。

ここ数年、若者をターゲットにした、高校生が主人公の胸キュンキラキラムービー監督たちももれなく男性。言ってしまうと、映画プロデューサーも映画監督も男性が多いのが実状。

そんな中で女性監督たちが描くのは、意外や兄弟の心のもつれを描いた西川美和監督の『ゆれる』だったり、どら焼き屋の店主と老女の交流を描く河瀬直美監督の『あん』やら、フィンランドで日本食堂を作る日本人の女性たちが主人公の荻上直子監督の『かもめ食堂』だったりするわけです。

そしてセクシーな描写を愛情深く、とことん見せてくれるのも女性監督だったりで。最近だと三島有紀子監督の『Red』や、タナダユキ監督の『ロマンスドール』が頭に浮かびます。

男女にウケる恋愛映画の共通点

『劇場』

もはやジェンダーなんて関係なく、誰もが映画で“愛をさけぶ”ことができる時代到来。

そんな日本映画界の恋愛の名手とも言える行定勲監督が今回紡いだ『劇場』。実は、愛するがゆえに彼の理想の女の子になろうとしたヒロインと、自分のことばかりでうだつが上がらない紐男くんの“はじまりから終わりまでを描いたラブストーリー”なのです。

言うなればライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ共演によるデレク・シアンフランス監督の傑作映画『ブルーバレンタイン』のように、カップルに寄り添いながら恋愛を疑似体験してしまう。

行定勲監督の2009年製作映画『今度は愛妻家』は、妻に甘えっぱなしのダメ亭主であり、『劇場』の主人公・永田に共通するところに気づくとちょっと面白い。

そしてこの3作品とも男性にも受け入れられる恋愛映画なのです。

ダメ男 vs イイ女の結末は?

『劇場』

一瞬、ダメ男を献身的に支える女性という、男性の理想の女性像かと思いきや、上記に挙げた映画たちの女性陣は、許しっぱなしの女たちではない実は驚きの攻撃力を兼ね備えたヒロイン!

さらに共通点がまだあり、その男たちの方が間違いなく彼女たちを愛しているという展開。

女性たちが男性の都合よく全部を許すなんて展開は見たくはないし。むしろこれこそがリアルなんだという点で、男性は心を痛めながら見入り、女性は女友達やもしかしたら自分の一面を見つけてしまい、映画で回想するのかもしれない。

だけど、考えてみると確かにこの3人の女性のように、かわいらしくて愛情豊かな女性ならば一般的にモテるだろうけれど、なんでダメ男に惹かれるんだろ?

もしかしたら“彼には私が必要だから”という自分へのおごりもあって、彼らを愛していたのかもしれない。

恋愛とは引き寄せの法則だろうし、どちらが悪いもなく、そのとき、互いにとって必要な存在だから一緒に愛を紡いでみる。

そして、貞淑なままではないのが女性の本来の魅力であり、女はベッドでもバレないように演技すると言うように、『劇場』にいたっても“女性が考えていることは深過ぎて分からない、だから偉大な存在です”というある意味、白旗を上げている時点で、女心にズンッと響いてしまうのかも。

(C)2020「劇場」製作委員会

プロフィール

伊藤さとり(いとう・さとり)

邦画&洋画の記者会見や舞台挨拶を週5回は担当する映画MCであり、年間500本以上は映画を見る映画コメンテーター。TSUTAYA店内放送「WAVE-C3」で新作DVD紹介のDJ、ケーブルテレビ無料放送チャンネル×ぴあ映画生活×Youtube:動画番組(俳優と対談)「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、雑誌「シネマスクエア」コラムや、デイリースポーツでスターの魅力コラム連載、スターチャンネルで映画紹介他、TV、ラジオ、雑誌、WEBなどで映画紹介のレギュラーを持つ。心理カウンセリングも学んだことから映画で恋愛心理分析や心理テストも作成。

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