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細野晴臣「NO SMOKING」舞台挨拶に登壇、ナレーションの星野源は「息子みたいなもん」

ナタリー

19/11/2(土) 17:01

左から佐渡岳利監督、細野晴臣。

ドキュメンタリー映画「NO SMOKING」の舞台挨拶が本日11月2日に東京・シネスイッチ銀座で行われ、細野晴臣と佐渡岳利監督が登壇した。

昨日11月1日より公開中の「NO SMOKING」は細野晴臣の活動50周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画。幼少期から現在にかけての細野の音楽遍歴を、星野源のナレーションと共にたどる。

本日の舞台挨拶では、まず佐渡監督がこの映画の制作に至った経緯について「音楽業界や各業界に細野さんのファンがたくさんいらっしゃって、展覧会やコンサートなどの50周年プロジェクトをやるなら、これは何かやらないといけないんじゃないかと盛り上がって」と説明。細野の魅力をひとしきり語ったあと、サプライズで細野を呼び込むと観客から大きな拍手が上がった。映画の感想を求められた細野は「自分が出てる映画は観たくないね。鏡もなるべく見ないようにしてるので。でも、目をつぶって音を聴いていたらなかなかうまくできている」と照れくさそうにコメント。親族もこの映画を鑑賞したようで、その反応について「感動してましたよ」と語った。またナレーションを担当した星野について聞かれると「息子みたいなもんですね。彼が若い頃、僕のまねをして髭を顔に描いたりして。面白いなって思っていたら、あんなに立派な青年になって」と答えた。

劇中では楽曲を制作するうえでの大量の資料や細野の幼少期からの写真が紹介される。これについて細野は「(資料は)自分では見てないものばっかりで、実家から持ってきたりスタッフが集めてくれてびっくりしましたね」と語り、「いい写真がいっぱい出てくるので、ぜひご覧になってください」とアピールした。さらにこの映画には、2018年に細野のワールドツアーで実現したYellow Magic Orchestra集結の模様も収められているが、メンバーが映画を観たのかどうか聞かれると細野は「さあてねえ」とおどけて見せ、「チェックしてないです。まあこれから観るでしょう、きっと」と続けた。そしてロンドン公演のいきさつを「たまたまみんな近所に来ていたんですね。観に来てくれるって言うので呼んだんですよ。それでセッションしています。いいチャンスを撮っていただいてありがたいですね」と説明した。

最後に佐渡監督は「細野さんのようにこんなにすごい人は本当にいないと思っておりますので、そのエキスをたっぷり吸っていただきたいです」と映画をアピール。細野は監督のコメントを受けて「いや、自分ではわからないです。草葉の陰から見守っているだけで……まだ生きていますけど。本当にありがたいなと、観に来ていただけるだけで幸せです」と観客に感謝の言葉を伝えてイベントを結んだ。

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