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BTS、“7年目のジンクス”乗り越え迎えるデビュー記念日 毎年恒例『BTS FESTA』の楽しみ方

リアルサウンド

20/6/8(月) 6:00

 6月を迎え、BTSとARMY(BTSのファンの呼称)にとって特別な日が近づいてきている。6月13日はBTSの7回目のデビュー記念日だ。そして、今年も6月1日から毎年恒例の『BTS FESTA』が始まった。

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 『BTS FESTA』とは、6月の初めから彼らのデビュー日にかけてTwitterやYouTubeを通して行われるオンライン上のイベントで、FESTAが始まったその日から毎日様々なコンテンツが更新される。その内容とスケジュールはフェスタが始まる数日前にネットで公開される。

 毎年恒例なのは彼らの集合写真やユニット写真である「家族写真」、過去のダンスプラクティス動画などだ。他にも特別にソロのオリジナル曲やカバー曲が公開されることも多く、ファンにとっては目にも耳にも幸せなイベントである。

 今年は6月1日~13日までの約2週間を通して行われる予定だ。これらのコンテンツはほぼ毎日日付とともに更新される。初日にはオープニングセレモニーと称して、2018年リリースのアルバム『LOVEYOURSELF 轉 ‘Tear’』の収録曲「Airplane pt2」に合わせて楽しそうに踊る彼らの姿を収めた映像が公開された。そして2日目には7周年記念家族写真、3日目にはワールドツアー『LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF』のオープニング曲であった「Dionysus」の振り付け動画が公開された。6月4日は前日の予告を受けて、いつもとは変わって正午に「BTS PHOTO COLLECTION 19/20」という名前の様々なイベントの未公開写真が上がった。

 5日に公開されたのはジョングクのソロ曲「Still With You」。ジョングク自身がプロデュースに携わり、ファンへの想いを綴った曲になった。雨音と切ないメロディ、エフェクトがあっても伝わる切ない歌声は多くのファンの心を掴み、SoundCloudでは公開から28分間で100万ストリームを超える史上最速の記録を打ち立てた。パンマル(韓国語のタメ口)と敬語を交えて書かれている歌詞は、前者は自分へ、そして後者はファンたちへ聞かせている言葉と言えるだろう。また、この曲のリンクに“Thank you army”というファンへの感謝のメッセージが込められているという粋な演出も話題を呼んだ。6日は韓国では公休日のためそれに応じてFESTAの更新も休みに。そして7日には、毎年更新される彼らの手書きプロフィールが公開された。他のメンバーに対するユーモアあふれるコメントや改めて書かれる自己紹介は毎年その愉快さでファンを楽しませている。

 今後もまだまだ多くのコンテンツが更新される予定だが、9日に予定されている「Answer: BTS 3UNITS」や11日の「MAP OF THE SONG:7」など、いくつか内容の予想がつかないものがありファンたちはドキドキしてその公開を待っている。

 2013年にデビューしたBTSは今年7周年を迎えるが、韓国のアイドルにとって”7周年”はとても大きな節目の年と言える。K-POP界には「7年目のジンクス」と言われるものが存在し、その年を迎えるときはアイドルにとってもファンにとっても少し緊張感が漂う。その理由としては、事務所との契約年数が挙げられる。基本的に韓国の芸能事務所では契約年数を7年としているため、その節目に再契約するかどうかがグループの存続や形態に大きな影響を与える。

 7年目のジンクスがささやかれる中、BTSは2018年にすでに再契約を済ませていた。契約期間を1年以上も残してのメンバー全員での再契約は当時ニュースにもなり、ファンたちの不安を和らげる大きな知らせになった。この契約によりBTSメンバーの今後7年のBig Hitエンターテインメントへの所属が約束された。また、メンバー全員が14年という期間同じ事務所にいる契約は韓国のアイドル史上初と言われている。

 そんな彼らの『BTS FESTA』の中でも例年ファンの中で大きな話題になるのは、彼らが自分たちについて話す様子を収めた会話記録映像。2017年の4周年記念までは「꿀FM 06.13」という名称でラジオ風に行っていたコンテンツだ。彼らのプライベートのことやアルバム、コンサートのビハインドなど、彼らの思いを存分に聞くことができる。

 2018年には「방탄회식(防弾会食)」、2019年には「방탄다락(防弾屋根裏)」として戻ってきたが、節目を迎える今年はどんな内容を届けてくれるのだろうか。世界的に大きなアーティストになったBTSが、1周年のときと変わらず自分たちのありのままを届けてくれる映像はとても魅力的だ。時に笑顔で、時に真剣な表情で語る彼らは、友達と話をしているときの自分たちと変わらないように思えてくる。彼らが話しているのは他愛ない話だったり、彼らの世界的な成功への道とその裏にある心境の変化についてだったりする。彼らがグローバルアーティストでありながらもまだ20代半ばから後半の青年だということを改めて認識できる、そんなコンテンツでもある。

 BTSは、このFESTAが終わった翌日の6月14日にオンラインイベント『BANG BANG CON The Live』を予告している。4月に行われたものは過去のライブ映像の無料放送であったが、今回はチケットを買って視聴するというものだ。6画面マルチビューイングで、それぞれの視聴者が自分で視聴したいカメラを選択して楽しむことができる。

 他にもBTSは日本での4枚目のアルバム『MAP OF THE SOUL : 7~THE JOURNEY~』のリリースを7月14日に控えている。また、彼らは以前自分たちのコンテンツで言及していた通り、新しいアルバムの制作にも着手しているようだ。 

 7周年を迎えてもまだまだ進化する姿を見せてくれるBTS。彼らの今後の動きもチェックしていきたい。(フルヤトモコ)

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