松本倫子展「ニューヨークに銭湯」
19/10/13(日)
さまざまなかたちに切り抜いた板の表面を曲線で分割し、蛍光色を含めた華やかな色彩で塗り分け、さらに水玉やウロコ模様で装飾している。と書くと、シェイプト・キャンバスの抽象画と思われるかもしれないが、よく見るとすべてネコを描いた絵。単独ネコもいれば、20匹くらい固まりになってるネコもいる。板やキャンバスだけでなく、襖、仮面、ショッピングバッグに描いた作品もある。こうしたネコへのこだわりと描写の緻密さと奔放な色彩は、アウトサイダーアートの典型的な作例だ。ネコが玄関の上に居座る《ニューヨーク銭湯の外観》と題する作品もある。いうまでもなく「入浴」と「銭湯」をかけたダジャレ。
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内