馬三家からの手紙
20/3/18(水)
中国の法輪功は伝統的な気功による修練法だが、1999年に共産党政府によって邪教として活動が禁止され弾圧された。そんな法輪功の活動家であるスン・イという男性が逮捕され、馬三家労働教養所に送られて拷問を受ける。2年半にわたる受刑中の強制労働で製造された物品にSOSの手紙を隠したが、それがアメリカの主婦にわたって世界的なニュースになった。その顛末を描いたドキュメンタリーだ。面白いのは、それを知った中国系カナダ人監督がスン・イを探してネットで彼に撮影の方法を教えて、スン・イ本人が撮影していることだ。近年ではスマフォなどで撮影された映像が海外に発信されて編集されるケースが見られるが、映画作りが厳しい状況下では新しい有効な方法になる可能性があるだろう。
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