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さらば月ノウサギ!おかえりアンズピア!成長続けるWAggは新しいターンへ

ナタリー

WAgg(Photo by sotobayashi kenta)

WAggが本日6月27日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで定期公演「WAggs」を1日3部制で開催。この公演をもって、PARADISESからレンタル移籍中の月ノウサギがWAggでの活動を終了した。この公演では1部の模様をレポートする。

WAggは音楽事務所WACKの育成グループで、ライブではBiSH、BiSらWACK所属グループの楽曲をパフォーマンスしている。月ノは1月にPARADISESからWAggにレンタル移籍しており、それと同時にYUiNA EMPiRE(ex. EMPiRE、ex. BiS、ex. CARRY LOOSE)がWAggに加入。それ以降、ア・アンズピアが腰痛の治療に専念するため、アイナスターが学業に専念するためそれぞれ活動を休止した。その間に「WACK合同オーディション2021」の合格者である新メンバー、ベル・ナルドが加入し、本日の公演ではアンズピアが約3カ月ぶりに復帰。月ノは在籍中にさまざまな出来事が起こったWAggでの最後のステージに臨んだ。

WAggはオリジナル曲「WAggの素晴らしき世界」で勢いよくライブをスタートさせ、「STUPiD」「BiSBiS」、自己紹介をはさんで「nerve」と歴代のBiS楽曲を連投。続けてGANG PARADEの楽曲「pretty pretty good」をエモーショナルに届ける。この曲では新メンバーのベルが初ライブから約1カ月ながらも堂々とした立ち振る舞いで力強い歌声を聞かせて存在感を放っていた。そして昨年のWAggメンバーのPARADISES加入を懸けたオーディション企画「PARADISESの素晴らしき未来」を象徴するPARADISESのアッパーチューン「PLEASE LISTEN TO MY」を笑顔で届けた。

7曲目「現状間違いなくGO TO THE BEDS」のあとにはアンズピアが、「やっとまたステージに戻ってくることができました。そしてやっと新米(WAggファンの呼称)のみんなとライブを楽しめる日がきました。約3カ月間たくさん長い間お待たせしました。ただいまー!」と復帰を宣言した。そして新米の応援もあって、約3カ月間の休養期間を無事に過ごせたことに感謝。続けて1人で練習するよりもWAggのメンバーとの練習時間のほうが100倍よかったと、戦線離脱したことで気が付いたことを話していく。「新米に出会って、WACKの楽曲に触れて、私は幸せ者だなって再確認しています。みんなからもらった愛をWAggで終わらせるわけにはいかない。WACKの一員になって、これからもみんなと進んでいきたいです!」と改めて昇格に向けた熱い思いを吐露した。

ライブ中盤にはBiSH「NON TiE-UP」や、EMPiRE「Have it my way」を披露したWAgg。本家に勝るとも劣らないすごみのあるパフォーマンスで観客の視線を釘付けにしていく。月ノはGANG PARADE在籍時代に培った持ち前の煽りスキルを発揮し、観客のテンションを引き上げた。ライブ後半、WAggはCARRY LOOSE「When we wish upon a star」、GANG PARADE「LAST」と疾走感のあるドラマチックな楽曲を熱唱。YUiNAは「今日は月ちゃんと歌える最後のライブです。1月に一緒にWAggに加入してからの半年間はあまりにもあっという間でした。今日が近付くたびに月ちゃんと新米の皆さんと作るこの時間はすごく特別なものなんだなって感じて。まだまだ終わってほしくないなって思うんですけど、その続きはお互い、これからの道でつなげられるように。今日は思い出になる時間をすごせたらいいなって思います」とコメント。WAggはそんな彼女が話した思いを代弁するかのようなメッセージが込められたGANG PARADEの「CAN’T STOP」を披露し、メンバー同士手をつないで笑顔を見せた。そして月ノが「ラスト1曲! 死ぬほど楽しんでいこうぜ!」と叫び、ギャンパレのキラーチューン「Plastic 2 Mercy」を投下。大きな盛り上がりを生み出し、ステージをあとにした。

アンコールではBiS「primal.」のあと、月ノが挨拶。「今日はアンズピアの復帰公演です! それと同時に私のレンタル移籍期間最後のライブです。アンちゃんと最後、一緒に歌えてよかった。アンちゃんとは去年のオーディションで私がトレーナーをやったり、特別な機会で深く関わる機会が多いな。切っても切れない縁を感じますね。愛ちゃんとサアヤイトは欠けることなく一緒に活動してきて、こんなに秘めたるものを持った人たちなんだなって感じました。半年とは思えないほど濃い時間を過ごしましたね」と順番にメンバーに言葉をかけていく。続けて「YUiNAちゃんとは偶然にも同じタイミングでWAggに入ることになって。一緒に歌えてよかったなって思う曲がたくさんあるんですよ。私が言うのもおこがましいけど、WACKに残ってくれて本当にありがとうって思います。ベルとは表立った活動は1カ月だけ。もっと一緒にステージに立ちたいなって思った。あと笑顔が本当に素敵で、キラキラしてるんです。短い期間だけどその笑顔にすごく救われて、一緒に活動できてよかったなって。ありがとう。そして新米の皆さん、こんな半年でいなくなる複雑な事情を抱えた私を温かく迎え入れてくれて本当にありがとうございました。WACKのいろんな曲をやらせていただく中で、すごくキラキラした目で楽しんでくれる新米の姿、私の目にも心にも焼き付いています。そんな大好きな新米のみんなとめちゃめちゃ楽しんでいきたいです!」とメッセージを送り、ラストナンバーとして再び「WAggの素晴らしき世界」を披露。最後の挨拶をしようとするメンバーに向けて割れんばかりの拍手が送られた。

「WAggs」2021年6月27日 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE 1部セットリスト / オリジナルアーティスト

01. WAggの素晴らしき世界 / WAgg
02. STUPiD / BiS
03. BiSBiS / BiS
04. nerve / BiS
05. pretty pretty good / GANG PARADE
06. PLEASE LISTEN TO MY / PARADISES
07. 現状間違いなくGO TO THE BEDS / GO TO THE BEDS
08. NON TiE-UP / BiSH
09. Have it my way / EMPiRE
10. りスタート / 豆柴の大群
11. When we wish upon a star / CARRY LOOSE
12. LAST / GANG PARADE
13. CAN’T STOP / GANG PARADE
14. Plastic 2 Mercy
<アンコール>
15. primal. / BiS
16. WAggの素晴らしき世界 / WAgg

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