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「だるまちゃん」シリーズほか人気絵本の原画や下絵などを公開『かこさとしの世界展 だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!』開催

ぴあ

『だるまちゃんとかみなりちゃん』 1968年 福音館書店 (c)Satoshi KAKO (c)Kako Research Institute Ltd. 2019

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2018年に92歳でこの世を去った絵本作家かこさとしの創作の軌跡をたどる展覧会『かこさとしの世界展 だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!』。2020年に開催され、会期途中で中止となった展覧会が、12月3日(金)より八王子市夢美術館にて再び開催される。

青春時代に戦争を経験し、自らの生きる意味を失ったというかこは、その後、児童演劇へ関わるようになったことで、子供たちに自らの未来を切り開く力を持ってほしいと願うようになった。そして、ボランティア福祉活動(セツルメント活動)として子供会に参加し、紙芝居や幻灯などの創作を始めたことが、絵本制作へとつながっていった。

32歳の時に最初の絵本『だむのおじさんたち』を発売して以来、「だるまちゃん」シリーズ、「からすのパンやさん」シリーズといった物語絵本や、『かわ』、『地球』、『海』といった科学絵本など、生涯600冊を超える著書を出版。現在も大人から子供まで多くの人に親しまれている。

同展では、かこの代表作「だるまちゃん」シリーズ、「からすのパンやさん」シリーズをはじめ、少年時代に描いたスケッチや絵日記、子供会での紙芝居、これまで発表されることのなかった絵本の原画や下絵なども公開。八王子ゆかりの医師・肥沼信次を描いた『ドイツ人に敬愛された医師・肥沼信次』(2003年/瑞雲舎)も交え、貴重な作品や資料を紹介する。かこがどんな想いで子供たちと向き合い、絵を描き、絵本を作ってきたのかを紐解いていく。

『だむのおじさんたち』
1959年 福音館書店
だるまちゃんとからすのパンやさん 水彩画
(c)Satoshi KAKO(c)Kako Research Institute Ltd. 2019
『ならの大仏さま』下絵 1985年 福音館書店
(c)Satoshi KAKO (c)Kako Research Institute Ltd. 2019

【開催概要】
『かこさとしの世界展 だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!』
会場:八王子市夢美術館
会期:2021年12月3日(金)~2022年1月23日(日)
時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜(祝日、振替休日の場合は開館し翌平日休館)、12月29日(水)〜1月3日(火)
料金:一般600円、大高・65歳以上300円
●公式サイト:https://yumebi.com/

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