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乃木坂46 秋元真夏、あざとさも魅力の悩殺グラビア 写真集『しあわせにしたい』の破壊力

リアルサウンド

20/7/5(日) 8:00

 乃木坂46・秋元真夏の2nd写真集『しあわせにしたい』(竹書房)は、発売から3カ月が経った今も見る人をしあわせにし続けている。

 累計発行部数10.5万部、オリコン週間BOOKランキングの「写真集」部門で1位(集計期間:4月6日~12日)を獲得した本作は、1st写真集『真夏の気圧配置』(徳間書店)からおよそ3年ぶりの作品。「少女のような“今まで”と、大人に向かう“今の”秋元真夏」をテーマに、イタリアと沖縄での長期ロケにて、26歳になった彼女の様々な表情が収められている。

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■“あざとい”カットも許される秋元の絶対的な魅力

 「写真の中でも真夏さんでしたね」というのは、以前、堀未央奈にインタビューした時に聞いた『しあわせにしたい』の感想(乃木坂46 堀未央奈、エレガントな魅力たたえた女性にーー大ヒット写真集『いつかの待ち合わせ場所』を熱弁)。堀が好きだという屈託のない笑顔は、まさに少女のような“今まで”であり、等身大の秋元の姿だ。写真集の始まりとなるローマの街から場面は沖縄の竹富島へ。青い空の下、ハイビスカスと満面の笑みの秋元。見開きにて猫と並ぶ、目が線になったどアップの笑顔のショットは、「どっちが真夏?」とツッコんでくれと言わんばかりのユーモアに溢れた構図だ。

 その延長線と言うべき、“あざとい”カットも写真集には多くある。うどんの手打ち体験に挑戦した秋元の顔にはなぜか粉が。ほかにも、ローマのカフェテラスで食べたティラミスでは口元にクリーム。レモンを摘む秋元の鼻には土……と明らかに“やっている”。加入初期から肩を出し続け、メンバーからいじられながらもいつの間にかそのことが普通となった秋元は、入ったばかりの後輩メンバーからも慕われる柔らかな空気感をグループに作り出した。そんな万人から愛される秋元のピュアで思いやりに満ちた人柄がこの写真集には滲み出ている。あざといカットが含まれていても、それがたまらなく素敵に感じられるのは、秋元だからこそだろう。

 前作との大きな違いは、自身も知らない秋元真夏が映し出されていること。『真夏の気圧配置』では「メイクはこれがいい」「前髪は固めたい」というこだわりが反映された秋元真夏がパッケージされていたが、『しあわせにしたい』ではスタッフにそれらを全て委ねることで秋元も知らない自分自身の一面を引き出すことに成功した。

 その象徴と言えるのが、NGとされていた秋元のデコ出しだ。ローマのホテルで撮影されたランジェリーカットは、秋元のオールバック。自身も出会ったことのない、大人の秋元が佇んでいる。黒のニットを着た秋元が白のショーツに手を差しこむ先行カットは大きな話題を呼んだが、それ以上にワンピースの背中のジッパーを開けランジェリーが覗く妖艶なショット、さらに沖縄にてシャツ1枚と思わしき彼女がカメラの向こう側に全てをさらけ出す様子は、一瞬理解が追いつかなくなるほどに衝撃的だ。

 筆者が最も秋元真夏らしいなと思ったのは、楽天ブックス版の表紙にも採用されている砂浜で白い水着を着たショットだった。透き通るほどに青い空と海の狭間で、何色にも染まらないでいる秋元の屈託のない笑顔。麦わら帽子を被り、お尻に砂をつけてあざとい仕草をしてみれば、砂浜に寝そべりドキッとする表情も見せる。26歳になった今の、秋元真夏をより側で感じられた気がした。

 キャプテン就任という節目に決まった写真集の制作は、秋元にとって2019年の目標の一つだったという。乃木坂46の中で“秋元真夏像”を確立しながらも、さらに自身の新たな扉を開いていく。そんな彼女の姿を見て、胸がいっぱいになる、元気をもらうことを「しあわせになった」と言うのだろう。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。

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