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演技と舞台美術の“挑戦的な関係”探る、岡田利規の新作がドイツ・ミュンヘンで開幕

ナタリー

19/12/13(金) 13:24

「THE VACUUM CLEANER」より。(Photo by Julian Baumann)

岡田利規が作・演出の「THE VACUUM CLEANER」が、昨日12月12日にドイツのミュンヘン・カンマーシュピーレ KAMMER1で開幕した。

本作は、岡田がミュンヘンの公立劇場カンマーシュピーレのレパートリー作品として手がけた新作。劇中では、“ひきこもり”をテーマに、薄い壁の狭い家に住む、ある奇妙な家族の姿が描かれる。音楽は内橋和久が担当し、出演者には劇場専属の俳優陣が名を連ねた。

過去、同劇場で「ホットペッパー、クーラー、そして、お別れの挨拶」「NO THEATER」「NO SEX」の3作品を、同じくレパートリー作品として制作してきた岡田は、本作の開幕について「ミュンヘン・カンマーシュピーレの俳優たちスタッフたちと、演技と舞台美術の挑戦的な関係をさぐりながら、今作『THE VACUUM CLEANER』のクリエーションを重ねてきました。今は、自分にとって新しいものをつくることができたという充実感、安堵感とともに、数時間後に迫った初日の幕開けを待っています。この劇場で仕事をするのはおそらくこれで最後なので、いくばくかの寂寥感もあります」と感慨を語っている。

本作は12月15日、21日、2020年1月8日、14日、24日に同劇場にて上演される。これ以降のスケジュールは劇場サイトの発表を待とう。

※「NO THEATER」の「O」は長音記号付きが正式表記。

「THE VACUUM CLEANER」

2019年12月12日(木)、15日(日)、21日(土)、2020年1月8日(水)、14日(火)、24日(金)※以降の上演スケジュールは劇場の公式サイトで発表。
ドイツ ミュンヘン・カンマーシュピーレ KAMMER1

作・演出:岡田利規
出演:Thomas Hauser、Walter Hess、Annette Paulmann、Damian Rebgetz、Julia Windischbauer

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