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《ハル・ハートリー DAYS OF 16mm FILMS/プログラムA:『サバイビング・デザイアー』+初期短編集》

19/12/7(土)

水先案内のコーナーで、自分が配給からガッツリ関わっているものを取り上げるのはルール違反なのかどうか迷うところだが、やはりこれはおススメさせてください! 90年代インディーズシーンに独自の地位を築いたハル・ハートリーが、長編の合間に撮っていた中短編4作と、デビュー前の80年代の自主制作2本の特集上映。さすがにコアでニッチな企画だと思われても仕方がない。 しかし短編映画は尺が短いだけに、力量や熱量の大小が残酷なくらい如実に表に現れるものだ。ハートリーに関して言えば、明らかに短編の方が嗜好と指向が尖鋭化へとひた走っているので、当惑する観客もいるだろう。しかし復刻や配給に関わって何度も繰り返し観たからこそ断言できる。最もシュールで難解な9分弱の短編『アンビション』にさえ、ハル・ハートリーという映画作家とは切り離すことができない「社会の中で汚れ切れないもどかしさ」が詰まっているのだ。 何度観ても新たな発見があり、同時にどのハートリー作品にも通じるエモさも見い出すことができる、なんともクセの強い小品たち。この得難い個性を多くの人と共有したくてうずうずしております。

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