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NiziU MAKO、誰もが認める“絶対的リーダー”である理由 溢れる思いやりでチームを導く人物像に迫る

リアルサウンド

20/8/6(木) 12:00

 『Nizi Project』から誕生したグローバルガールズグループ・NiziUのメンバー9人によるデビューまでの軌跡を、彼女たち自身のインタビューを基に明らかにしていく特別番組『NiziU 9 Nizi Stories』がHuluにて配信中。本稿では、同番組第1回でスポットが当てられたNiziUのリーダー・MAKOの魅力を紐解く。

 「頼れるリーダー」「絶対的リーダーというイメージ、真面目で努力家」ーー番組冒頭で投げかけられた“MAKOといえば?”という問いに上がったメンバーたちの声は、『Nizi Project』視聴者であれば誰しも納得の答えだろう。オーディション全体を通じて見えた彼女の姿は、メンバーやファンのみならず、プロデューサーであるJ.Y. Parkことパク・ジニョンからも「MAKOさんがいるチームはいつもチームワークが良い」「他の練習生のお手本となり、このプロジェクトの力になってくれました」と評されるほど厚い信頼感を寄せられるものだった。

 誰しもが認める“絶対的リーダー”としてMAKOを位置付ける理由の一つとしてまず挙げられるのは、卓越したパフォーマンス力だ。

 オーディション開始当初より明らかにされていた“JYP練習生歴2年7カ月”というキャリアは、視聴者や参加者、そして総合プロデューサーであるJ.Y. Parkの期待を高めるのに十分と言えた。

 しかし東京合宿のダンス審査において2PM「I’ll be back」を披露した彼女は、曲冒頭の腕を真っ直ぐに掲げる振り付け一つで、その大きな期待を軽々と超えてみせたのだった。

[Nizi Project] Part 1 #4-2

「最初に腕を上げただけで、もう心を奪われました。本当に上手すぎて」
「なんかすごく感動的だな。僕は(まだ)MAKOさんをよく知らないけど、とても一生懸命生きている人のようです。一つ一つの動作をしっかり踊ろうとどれだけ練習したかが感じられました」

 曲が終了してからもしばし絶句していたJ.Y. Parkはこんな賛辞を送っていたのだが、その後のミッションにおいても、次々に新たな表現へ挑戦しながら見る者の期待を着実に上回っていくMAKOのパフォーマンスは、テクニックそのものを見せつけるだけでなく、それを体現する彼女自身の実直な人となりまで滲ませていた。

 『Nizi Project』東京合宿と韓国合宿で見せたその確かな実力を支えるのは、JYP練習生になることを決意し、自宅での自主練習に励んでいた中学2年生時から現在に至るまで毎日つけている“To Do Listノート”の存在だという。日々自身に課す目標とレッスンで習得した内容が綴られている“To Do Listノート”は今や40冊近くにも及ぶというが、その並々ならぬストイックさには驚かされる。

 しかしMAKOがパフォーマンスに向ける姿勢は、一人ステージで立つときだけに発揮されるものではない。

 JYPトレーナー陣から「一番上手なのに一番頑張り屋さん」という言葉とともに「誠実で性格もいい、優しい」と語られている(参照:Nizi project part2 reaction)ように、彼女の持ち味である真摯さは他者に対する関わり方にも表れ、そして何事にも一生懸命に取り組むひたむきな魅力へ繋がっている。

 プロジェクト中にミッションのチームリーダーを務めることも多かった彼女は、地域予選を前に不安の表情を露にする年少のJYP練習生・RIMAとMIIHIに励ましの声をかけ、筋力不足を克服するタスクを与えられた練習生の隣で共に筋トレに励み、ダンスや歌の練習でつまづく他の練習生たちには自身がレッスンで習得した技巧を根気強く伝える、といったあふれる思いやりでチームを率いていた。

 また『極限の体育祭』と題されたオーディション審査外のお楽しみ会では、イス取りゲームに入れ込みすぎるがあまり最終的にイスを破壊してしまう予想外の展開まで呼び込み、全員を大爆笑の渦に包むといった愛らしい姿でも印象を残した。

[Nizi Project] Part 2 #6-

 『Nizi Project』開始にあたり、J.Y. Parkは「想い・心・性格、そういったところを、言葉や歌やダンスで表現できる人に出会いたい」と話していたが、MAKOはまさにそんなビジョンをそのまま映し出すような、NiziUの指針とも言うべきメンバーであるように思う。“真子”というその名の通りに真っ直ぐでたおやかな彼女の人となりとパフォーマンスは、他のメンバーから「努力の塊」「素敵」と尊敬の声が寄せられるほど自然とついていきたくなるような、魅力あふれるリーダー像へと結び付いているように感じるのだ。

■菅原 史稀
編集者、ライター。1990年生まれ。webメディア等で執筆。映画、ポップカルチャーを文化人類学的観点から考察する。Twitter

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