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花澤香菜×前野智昭が語る、『はたらく細胞』の魅力 第2期でパワーアップしたポイントは?

リアルサウンド

20/9/15(火) 12:00

 映画『「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』が9月5日より公開中だ。

 『月刊少年シリウス』(講談社)にて連載中の原作は、人間の体内を舞台とした清水茜の漫画作品。2015年の連載開始より、その魅力あふれる世界観とキャラクターが人気を博し、2018年にはTVアニメ『はたらく細胞』が放送開始。細胞を擬人化するという設定ながら、キャッチーなキャラクターたちと迫力のある戦闘シーン、丁寧に医学的根拠に基づいた病気のメカニズムが話題となった。

 2021年1月からはTVアニメ第2期『はたらく細胞!!』の放送が予定されており、本作は、第2期の放送に先駆けた特別上映版となる。

 リアルサウンド映画部では、第1期に引き続き主要キャラクターの赤血球と白血球(好中球)を演じた声優の花澤香菜と前野智昭にインタビュー。第1期が放送された後の反響や、劇場版ならではの見どころを語ってくれた。

『はたらく細胞』第1期の反響は?

ーー第2期が発表されたとき、率直にどんな感想を抱きましたか?

花澤香菜(以下、花澤):何よりまた赤血球を演じられることがとても嬉しかったです。前野さんとのタッグも10年ちょっとになるので、2期という形でまたタッグを組めるのも嬉しいなと。

前野智昭(以下、前野):1期がすごく好評いただいていて、いろいろなところから「『はたらく細胞』観てるよ」というお話を伺っていたので、1期のときから「これはぜひ2期、3期と続けていきたいね」なんて話をしていました。なので、2期の話が具体的に決まったときはすごく嬉しかったです。また、1期のアフレコが終わってからも、いろんなコラボで白血球を演じる機会をいただいていたので、そんなに途切れることがなく2期に挑めたかなと思います。

ーー1期の放送当時から普段アニメを観ない層も大いに盛り上がっている印象でした。お2人の身近からも反響は大きかったですか?

花澤:友達からUSJのハロウィンの画像が送られてきて、そこに血小板ちゃんがたくさんいたんですよ。そういうところに『はたらく細胞』に触れて好きだと言ってくださる方がたくさんいるのは感じていました。あと私、ピラティスを習っているんですけど、ピラティスを教えてくれている女の子がそんなにアニメに詳しくはないのですが、原作から知っていて、「絶対アニメも観るね!」と言ってくれました。健康関連のお仕事についている人たちからはもともと注目が集まっていたらしく、アニメも追ってくれているのかなと。

前野:「普段あまりアニメ観ないんですけど、『はたらく細胞』はずっと欠かさず観ています」というようなお手紙をいただきましたし、医療従事者の方から、「自分の働いている病院の待合室で流したいくらいいい作品で、感動しています」という嬉しいご意見もありました。確かに、これまでとはまた違う側面からのご意見が非常に多い作品だったので、いろいろ反響があって素直に驚いていますし、嬉しく感じています。

ーー第1期を振り返り、演じることがきまったときのことを聞かせてください。キャラクターを演じるにあたってどんなことを意識しましたか?

花澤:赤血球自身はすごくドジっ子だし、いろんなことに巻き込まれるのですが、へこたれることなく常に前向きに頑張っている姿がすごく印象的だったので、あまりクヨクヨしないというのはずっと頭にあり、どんなときも前に進もうという気持ちを持って演じていました。あとはいろんなところから細菌が襲ってくるので、それに対しても素直なリアクションができるように意識していました。

前野:僕は、オーディションで白血球とキラーT細胞を受けさせていただいて、2キャラともすごく好きなキャラクターでした。なかでも白血球はこれまで演じたことのないキャラクターでもありましたし、男性から見てもかっこいいキャラクターだったので、ぜひやらせていただきたいという強い思いを込めてオーディションを受けました。そのときにスタジオで香菜ちゃんとも掛け合いをやらせていただいて、そこで「ああ赤血球だ」と思いましたね。

花澤:私も「白血球だ」と思いましたよ。

前野:それで良いご縁に巡り合い演じさせていただいたのですが、自分の仕事を全うするためにはどんな犠牲も厭わないという信念を持っているキャラクターですし、僕が思う理想の男性像のようなキャラクターでもあるので、演じるのが楽しいです。

『はたらく細胞』が変えた健康への意識

ーー今回の特別上映版の魅力を教えてください。

花澤:既存のキャラクターたちの成長もすごく見どころだと思いますが、新しいキャラクターに目が行きます。とにかく乳酸菌がかわいいですよね。

前野:かわいいね。

花澤:あの子たち「にゅ」しか言わないんですけど、その中でも際立った4キャラがいて、一般細胞に懐いていく様子が癒されます。あと、1期に続き白血球さんとがん細胞さんの戦いもあり、がん細胞の気持ちを知っている白血球さんだからこそ、今回はどうやって戦うのか楽しみにしていただきたいです。

前野:1期の中でも、がん細胞と白血球、メモリーT細胞そしてNK細胞とのシーンは衝撃的でしたね。あとはがん細胞側に馴染みのある細胞が一悶着あるシーンがあり、その辺りの関係性が今回の見どころの一つかなと感じています。

ーー今回の上映版、そして2期でパワーアップしたなと感じるところはありますか?

花澤:私たちが参加したところでいうと、また歌を歌わせていただいています。今回もまた合いの手が面白く、しかも乳酸菌と一般細胞さんまで一緒に歌っていて。また仲間が加わってパワーアップしている部分かなと思います。

前野:僕らが演じるキャラクターもそれぞれ関係性が深まっていますし、成長はしていると思うのですが、今回もいろんな菌たちが身体を侵略しようとやってくるわけで、菌を演じている役者の方々も、全力で番組として盛り上げようとしてくださっています。菌のお芝居を通して、それを如実に感じられるシーンがとにかく多くて、菌の皆さんの存在感も非常にパワーアップしているなと。

ーー例えばどなたでしょう?

前野:特に福島(潤)さんです。福島さんは1期から続いて様々な菌をやられていて、2期や特別上映版でも存在感を放っています。毎度面白いお芝居をされる方なので、2期もそういったシーンが多々見受けられましたね。

花澤:アドリブを入れたりね。

前野:そう。スタッフさんとのギリギリのせめぎ合いがありました。「面白いんだけどこれでこのシーン大丈夫か?」というやりとりが毎回あって、見ていてすごく勉強になりました。

ーー身体の中を考える機会にもなる本作ですが、本作を経て健康への意識など変化はありましたか?

花澤:個性豊かな細菌たちが襲ってくるので、とにかく除菌。手を洗うことってすごく大事なんだなと思ったり。あと私はものもらいになりやすく、調べたら黄色ブドウ球菌が原因だということがわかり、「あ~中原(麻衣)さんのキャラだ」と(笑)。

ーーキャラクターと紐づけて覚えられるのも面白いですね。

花澤:そうですね。例えば、花粉症の回とかも、すごく花粉症で悩まされていたので、仕組みが理解できて面白かったです。くしゃみも私たちからすると自然現象ですが、身体の中では大騒ぎになっていたんだと知れました。

前野:香菜ちゃんもおっしゃったように、より細胞を身近に感じることができましたし、例えば、鼻血でも出そうものなら「あ! 香菜ちゃんが大変だ!」と思ったり(笑)。本当に無駄な血は流せないなと思うようになりましたね。ぼくも過去にアニサキスに苦しめられた過去があるのですが、あのときは僕の中のM・A・Oちゃんが、好酸球として必死に頑張ってくれたんだなと。そういう風に親近感も覚えます。

ーー菌たちもどこか憎みきれない魅力的なキャラクターに仕上がっていますよね。

花澤:私はハロウィンのお化けみたいな花粉ちゃんが好きですね。すごく音声加工されているけど、興津(和幸)さんがやられていて、それも見ていてワクワクしました(笑)。これまで花粉を憎んでいたのですが、あの姿ならギリギリかわいいかなと思えます。

前野:1話に出てきた、吉野(裕行)さんが演じられた肺炎球菌が毒々しいフォルムだったので、菌ってこういうフォルムなのかなと思いきや、黄色ブドウ球菌は怖いけどおしゃれなフォルムになっているし、本当にいろんな菌の方々がいらっしゃって。それも最終的には倒さなきゃいけないんですけど、どこか憎めない一面があるというのも親近感を感じられる要素なのかなと思います。

■公開情報
『「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』
公開中
キャスト:花澤香菜、前野智昭、小野大輔、井上喜久子、長縄まりあ、早見沙織、行成とあ、小林裕介、吉田有里、高橋李依、藤原夏海、久保ユリカ、石田彰
ナレーション:能登麻美子ほか
原作:清水茜(講談社『月刊少年シリウス』連載)
監督:小倉宏文
シリーズ構成・脚本:柿原優子
キャラクターデザイン:吉田隆彦
サブキャラクターデザイン:玉置敬子
細菌キャラクターデザイン・プロップデザイン:三室健太
総作画監督:吉田隆彦・玉置敬子・北尾 勝
美術監督:細井友保(スタジオちゅーりっぷ)
美術設定:曽野由大
色彩設計:水野愛子
撮影監督:大島由貴
3DCG監督:石井規仁
編集:廣瀬清志(エディッツ)
音響監督:明田川 仁
音響制作:マジックカプセル
音楽:末廣健一郎・MAYUKO
アニメーションプロデューサー:若松 剛
アニメーション制作:david production
製作:アニプレックス・講談社・david production
配給:アニプレックス
(c)清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
公式サイト:http://hataraku-saibou.com
公式Twitter:@hataraku_saibou

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