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キリアン・マーフィー演じる捜査官のキャラクターが明らかに リュック・ベッソン監督作『ANNA/アナ』本編映像公開

ぴあ

20/5/28(木) 12:00

『ANNA/アナ』 (c)2020 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

リュック・ベッソン監督が、『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』に続いて、最強のヒロインを描くアクションエンタテインメント映画『ANNA/アナ』が近日公開となる。この度、凄腕CIA捜査官を演じるキリアン・マーフィーの出演する本編映像の一部が公開された。

本作の主人公は、1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ。美しきファッションモデルやコールガールなど、複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ることだった。その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、アナは国家間の争いを左右する一流の暗殺者への進化を遂げる。そんな中、アメリカのCIAの巧妙な罠にはめられ、捜査官レナードから驚愕の取引を迫られる。最大の危機を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る二大組織KGBとCIAの脅威へと化していくのだった……。

アナ役には、シャネル、ディオール、ヴァレンチノなどのハイブランドのモデルを務めたロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスが抜擢。5分で40人を倒す壮絶なファイティングシーンを演じている。殺し屋としてアナを育てたKGBの上司オルガ役にはヘレン・ミレン、アナを支える同胞アレクセイ役にはルーク・エヴァンス、ソ連不良時代のアナの彼役にアレクサンドル・ペトロフと、演技派が顔を揃えた。

この度公開された映像では、マーフィ演じる捜査官レナードが、重要参考人としてアナを尋問するシーンが映し出されている。エレガントなニューヨーカーらしく、シックなスーツを着こなして登場。尋問前に、まずアナがどんな様子かを仲間に尋ね、「歩き回ってる?」、「水を求めた?」、「靴を脱いだり、履き直したりは?」と、彼女の状態を綿密に確認。

取調室に入室すると、「待たせて悪かった。紅茶かコーヒーは?」と気遣いを忘れない紳士な一面をのぞかせる。アナの目をじっと見据え、「名乗り忘れた、レナード・ミラー捜査官だ。パリに出張中で捜査を手伝っている」と自己紹介をし、「いい人だろ」と微笑を浮かべて言ってのける様は、どこか不気味さをも感じさせる。

そして、モスクワの露天商からトップモデルに転身したアナの人生を「マッチ売りの少女みたいだ」とたとえるレナードは最後に、「少女が凍え死ぬ陰気な物語だが、君は生き延びた」と意味深な言葉を残す。妖しげな青い瞳で相手を見据えるレナードの姿と、緊張を微塵も感じさせないアナの姿が、ぎりぎりの駆け引きが行われる本作の展開を予感させる。

『ANNA/アナ』
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