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草なぎ剛と香取慎吾、YouTubeも地上波も挑戦者として取り組む姿勢 新しい地図はメディアの壁を超える存在に

リアルサウンド

20/1/13(月) 6:00

 草なぎ剛のYouTubeチャンネルに、香取慎吾が登場した動画『【祝!アルバム発売!】笑ってはいけないの裏話も!?香取慎吾が遊びに来たよ!!』が公開されて約2週間。再生回数は63万回超(1月13日現在)と草なぎが話していた通り、「慎吾と吾郎さんが出ると“比較的“再生回数が伸びる」状態に。

(関連:新しい地図にとって2020年は転機の年に? 元旦の『ななにー』で見えた変革の兆し

 草なぎがYouTuberデビューして約2年。最も多く再生された動画が640万回と考えれば、“比較的“というのは決して間違ってはいない。だが、そう言われては「比較的って! バズってよ(笑)」という香取のツッコミも、ごもっとも。

 プライベートでも遊ぶ仲でもあり、ラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)でも長年語り合ってきた2人。こんなふうに、家に遊びに来たような雰囲気で話す動画が見られるようになるとは、数年前までは誰も予想していなかったことだ。ネットカルチャーの発展も、彼らを取り巻く環境も激変していく中で、幼なじみであり最高の仕事仲間である2人の関係性は決して変わらない。

 「香取慎吾くんでーす」「アルバム持ってきました」「ポスター貼っておいて!」かつて2人がレギュラー出演していた『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングコーナーを彷彿とさせるやりとりも、自分たちで好きに話してアップできるYouTube動画ならでは。

 1月1日にオンエアされた『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)で明かされたように、香取も2020年よりYouTubeチャンネルを開設した。改めて、この動画を振り返ると、草なぎがYouTuberの先輩として、香取にレクチャーしている様子が微笑ましい。

 この2年、舞台や映画の主演をこなしながら、週3本ペースでYouTube動画をアップしてきた草なぎ。2019年は年間100本以上の動画を投稿。多いときには1週間に2回YouTube用に収録日を作ることもあったとも。そんなハイペースで活動していたとは知らなかった香取。「週3本? 毎週? そんな見てない! 嘘だー!?」と驚きを隠せない。

 撮れ高によって2本に分けたりするのか、NGな企画はあるのか……具体的に質問していく香取。それに対して草なぎは「今日は1本じゃない?」と、今回の動画は『ななにー』の生放送前にアップするため、2本に分ける意味があまりないと判断。また「何がバズるかわからないから再生回数はあまり期待しない」と経験をもとにしたYouTuber論を語る。

 過去には撮り始めて2分で「ダメだ」とボツになった動画や、「チャーハン失敗したのが面白いねってバズった」と人気のチャーハン動画の裏話を披露。また、チャンネル登録者数がなかなか100万人を突破しそうでしないもどかしさも飛び出す。

 「“バズった“って、すごい言うんだね。こんな草なぎ剛は知らない」と目を丸くする香取。YouTubeの再生回数、チャンネル登録など、数字だけでは測れないものがあるとはいえ、やはり目に見える反響に草なぎの意識が変わったのが伺える。

 そのチャレンジ精神が、年末に出演した『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日スペシャル 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)で爆発したのだろう。

 「久しぶりの地上波でぶっこみましたよ! ぶっちゃけ、打ち合わせのときにどうしようかと。ブリーフなんて恥ずかしいし。でも、そういうの攻めていこうって。1年の笑い納めのお祭り。一肌脱ごうって!」と心情を明かした草なぎに、「本当に脱いじゃったね」と香取のツッコミも小気味いい。

 そこで「チャンネル登録のことを言えばよかったのに」と香取に言われて、「あ、忘れてたね」とリアルに反省する草なぎがいじらしい。「違うスイッチ入っちゃった。“テレビもっとちょうだいよ“って。そっちいっちゃった~間違えた~!」そんなあけすけなく話す姿に、常に挑戦者である心意気が垣間見える。

 テレビに出ることも、YouTubeの動画を見てもらえることも、たくさんの人に応援してもらえることも……彼らは決して当たり前のこととして、あぐらをかいたりしない。いつだって必死に、がむしゃらに。年末年始の地上波出演を見て、2020年の彼らはさらに攻めていくのではとワクワクした人も少なくないだろう。

 「今年は遊びにこさせてください。今度、遊びに来たら、チャーハン対決したいですね」香取もYouTubeという場所を遊びつくそうと意欲的だ。草なぎのボツ動画の話のときも、その動画をちょっとでも流したい様子だった香取。きっとそのプロデュース力が、動画で発揮されるに違いない。ネットの世界に地図を広げ、そこでの遊び方を模索してきた彼ら。今度はメディアの壁を超えた、新しいエンタメの楽しみを見せてくれるかもしれない。(佐藤結衣)

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