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なにわ男子が気になる岡田准一“V6として最後の賞”に喜び、DJ 松永はスターじゃない自分に気付く

ナタリー

「anan AWARD 2021」受賞者。

雑誌「anan」のアワード「anan AWARD 2021」の授賞式が本日11月6日に開催され、岡田准一(ex. V6)、なにわ男子、DJ 松永(Creepy Nuts)らが登壇した。

11月12日にシングル「初心LOVE」でデビューするなにわ男子は、デビュー前からの注目度と今後のさらなる活躍への期待を込めてホープ部門を受賞。西畑大吾は「今回このような素敵な賞をいただくことができて本当に光栄でございます。なにわ男子として初めての賞の受賞がホープ。すごく期待してくださっているんだなというのをヒシヒシと感じますし、ホープ賞に恥じないなにわ男子でいたいです」と受賞の喜びを噛み締めた。道枝駿佑も「なにわ男子がデビューする年に『anan』さんのホープ賞、今年の顔のような賞をいただけて光栄です。来年もさらなる飛躍を目指してなにわ男子7人がんばります」と思いを述べた。

なにわ男子は授賞式の冒頭でオフィシャルカメラマンによるフォトセッションも実施。「anan」表紙でも彼らを撮影した森山将人がその場で撮影した写真がモニタに映し出されると、大橋和也は「イケメンですね! 『anan』さんは僕たちのカッコよさを引き出してくれます。丈くん(藤原丈一郎)の右手もカッコいいし……」と自身と藤原のツーショットに満足げ。藤原は「顔ちゃうんかい!」とすかさずツッコミを入れた。道枝、長尾謙杜とスリーショット撮影をした高橋恭平は「大人っぽさと色気が漂うのが『anan』だと思います。髪型をオールバックにして“anan男子”に寄せてきたので、カッコよくしてもらってありがとうございます」とコメント。長尾は「記者の方々の前で撮ってもらうのは緊張したけれどカッコよく撮っていただいてうれしいです。僕ら3人はなにわ男子の中だと年下組なんですが、大人っぽさが出ていると思います」と述べた。大西流星とツーショットを撮影した西畑は「あら、カッコいい!」と大はしゃぎ。大西も「僕らはかわいい撮影が多いので、新鮮ですね。黒スーツを着ると男らしさが増すんだと思いました。いつものキラキラ感とは違った二面性が見えて、素敵な写真を撮っていただけました」と満更でもない表情を見せた。

7人の集合カットについては藤原が「いやー、7人そろったらまた一段とカッコいいなとつくづく思いますね。普段は笑顔が多いんですが、笑顔を封印してキリッとしています。これは年賀状にしたいです」と季節柄にぴったりなコメントで報道陣を沸かせた。その後7人は、YouTubeショートでダンスチャレンジ企画が行われている「初心LOVE」のダンスを披露。藤原は「日本中、世界中にこの曲を届けてたくさんの人に笑顔になってもらいたいので、精一杯がんばります」と1stシングルのリリースに向けた意気込みを語った。

ミュージック部門で受賞を果たしたCreepy Nutsは、R-指定がスケジュールの都合で登壇が叶わなかったため、DJ 松永が1人で登場。トロフィーを受け取ったDJ 松永は「まさか『anan』でアワードをいただけるとは。DJをやっていたら想像もしていなかった舞台にたくさん立たせていただいてまさかこんなところにまで。びっくりかつありがたいです」としみじみと語る。また昨年の夏に「anan」の撮影を通じてスタイリストの鹿野巧真氏と出会い、それまで私服だった衣装が鹿野氏によるスタイリングに変わったことを明かした。また今後の目標については「想像もしていないシチュエーションにたくさん遭遇して、オリンピック閉会式のDJも大会での成績もテレビやラジオへの出演も自分が望んでいたもの以上になって。これ以上どうにかなりたいとか正直ないんですけれど、変わらずいい曲を作って1枚でも多く(CDを)売りたいし、1人でも多くの人に知ってもらって挑戦をし続けていきたい。無尽蔵の上昇志向は自分にはないのかもしれないですが、チーム全体でみんなで幸せになれたらと30(歳)を越えて思い始めました。わりかし自分は凡人寄りというかスターじゃないと思ったんですよね。どこまでも遠くに行きたいわけじゃない。でも例えば広告の仕事を1つ受けたらメイクさんたちの(ギャラの)単価も違うなと思うとやれることもあるなと思っています」と思いを語った。

岡田が所属していたV6は、11月1日をもって解散。V6として最後の登場となった「anan」10月20日に発売号では、岡田がカメラマンとして表紙とグラビアページを撮影したことでも話題を集め、書店では完売が続出した。大賞を受賞した岡田は「昔から特集をしていただいたりして、今回の賞はグループの撮影とかも含めて、V6としていただいた賞だと思います。V6は終わりましたが、V6として最後の賞をいただけたことをうれしく思います」とグループを代表しての受賞であることを強くアピールした。

V6としては最後の表紙となった「anan」10月20日発売号の撮影について岡田は「解散までの2年間メンバーを撮って本にしようと思っていたのですが、『anan』さんが撮ってみないかと声をかけてくれてうれしかったです。2年前は(岡田が)写真を撮ることを照れくさがって最初は嫌がっていたんですが、『anan』の頃には言うことを聞いてくれました(笑)。仕込みができていたのでリラックスして撮影に臨むことができました」「時間が足りなかった。メンバーもいい年なので落ち着いていて、引き出すことが難しかったけれど、コミュニケーションをとりながら『もっと(シャッターを)切っていたい』と思いました。構図の指定やイメージの共有まで全部ディレクションをしています。メンバーみんなで表現を通して会話せずとも探り合うみたいな瞬間は幸せでした」と振り返った。

また公開中の映画「燃えよ剣」で共演した山田涼介(Hey! Say! JUMP)については「信頼する役者さんだし、これからの時代をメインで引っ張っていく役者だと思います」と語った岡田。しかし「でも僕は今、山田くんは置いといて、なにわ男子にしか目が行っていない。後輩と言えばなにわ男子。V6は、光GENJIの最後を見てデビューだったんですけど、なにわ男子は僕らの最後のライブを観てデビューをする。勝手に大好きで応援していますね。本人たちは『先輩なんか知らないっすよ』くらいが正解だと思いますが、勝手に僕は愛着があって応援している子たちです。V6となにわ男子には、何かあるのかなと勝手に思っています」となにわ男子にエールを送った。今後については「俳優として、日本映画の中でも世界に売れるものを目指すというスタンスは変わらない。プロデュース業もやっていくと思いますし、スタッフ側として働くことも多くなると思います。あと写真も趣味ですけど『うちの子を撮ってほしい』というオファーがあれば、僕は趣味ですけど撮ります。事務所に聞いてもらわないとわかりませんが、僕は全然ジャニーズじゃなくても撮りたいですね。まだなにわ男子も撮っていないな。でもなにわ男子はもうちょっとうまくなって、もうちょっとなにわが……いやー、でもフレッシュなうちに撮るのもいいですよね。機会があれば」とコメント。MCから「ぜひ『anan』で」と声がかかると、岡田は「やらせていただけるならやらせてください」と意欲を見せた。最後に岡田は今回の受賞について「大賞はV6のメンバーとして、V6の賞としていただいたものだと思いますので、事務所のV6ラックに入れてメンバーが見れるように飾らせていただきます。本当に選んでいただきありがとうございます」と改めて語った。なお授賞式には彼らのほか、俳優部門を受賞した黒木華、アスリート部門を受賞した柔道の阿部一二三選手、阿部詩選手も登壇。声優部門を受賞した櫻井孝宏、ステージ部門を受賞した望海風斗も映像出演し、受賞の喜びを語った。

授賞式のあとには囲み取材が行われ、受賞者たちが記者からの質問に答えた。岡田は黒木がなにわ男子の大橋にハマっていることを暴露。「『ありがとうございます!』ってがんばっていたのを華ちゃんは絶賛していましたよ」と岡田が言うと、大橋は「マジですか? 華さんもやりますか?」と大喜びしていた。一方でDJ 松永は授賞式を振り返り「自分が出る前になにわ男子さんがいろんなポーズで写真を撮られていて俺もやるのかと思ったら5分で終わった。ご配慮いただいたんだとホッとしました」と胸をなでおろした。

記者から受賞のコメントを求められた長尾は「素晴らしい方たちと登壇できてうれしいですし、岡田くんと並べたのもうれしい。東京オリンピックでは柔道を観させていただいていたので金メダリストの阿部兄妹と並べたことも。そのうれしさと受賞できたうれしさを力にしてデビューするので、アイドルとして金メダルを穫れるようにがんばりたいと思います!」とデビューへの意気込みを語る。大西も「岡田くんが目の前にいて緊張します。でも初めて授賞式に出席して、また新たな一歩を踏み出したという感じもします。僕たちも追い付けるようにがんばりたいと思いました」と言葉に力を込めた。受賞の喜びを誰に伝えたいかという質問には、道枝が家族に伝えたいと話す一方で、藤原が関西ジャニーズJr.の後輩たちの名前を片っ端から挙げていき「がんばったらこんなにも素晴らしい賞をもらえるんだぞと教えたい」と先輩風を吹かす。

2021年がどんな1年だったかと問われると岡田は「グループの解散を含めて大事な年でした。自分としては『燃えよ剣』がコロナで延期になって、グループが解散。令和の時代の幕開けに当たって集大成だと思って臨んだ作品の公開が解散と合致して、自分の人生の大事なことが今年はあったと思います」と語る。DJ 松永は授賞式の中でも語った燃え尽き症候群について触れ「1日1日楽しいし、がんばることには変わらないけど、取り立てて欲しい物がなくなって変に絶望して。死にたくないけど生きたくもないという気分になった。でも自分ががんばると周りに波及して自分のためにがんばっていたことが人のためになることに気付いて気持ちいいことだなと。人のためになっている瞬間も気持ちいいと気付いたら、達観したわけでもないですけど、微妙に成長できた気がしてうれしかったですね。がんばるモチベーションの内訳が変わりました」と話した。

2021年にやり残したことはあるかと聞かれると、岡田は「なにわ男子との交流」を挙げ、「でもさっき“岡田くん”って言ってるのが気になったんですよね。ルールがあるのはわかっているんだけど、40代の人のことはさん付けで呼ぼうね?うちのメンバーにはダメだよ。長野(博)さん、井ノ原(快彦)さん、三宅(健)さんだからね。三宅くんって言ったら本当に怒られるよ。みんな(年齢が)上がってきているから気を付けていったほうがいい」と後輩たちにアドバイス。大橋は「みんなで気を付けたほうがいいね!」とメンバーに呼びかけた。また大橋は岡田のリクエストを受けて「メロンを食べすぎてみんながメロンメロン!」とかわいらしい自己紹介も披露。それを受けて笑顔になった岡田は「よければ応援してあげてください」と報道陣に後輩たちをアピールした。

その後も、なにわ男子と岡田が合同筋トレの約束を結んだり、岡田が“ひらパー兄さん”として出演している「ひらかたパーク」のCMになにわ男子の出演をオファーしたりと岡田となにわ男子の交流は続いた。岡田が「本当にキラキラしていてこれからの希望がある。それぞれが個性を見つけて自覚をして、きっちり楽しんで進んでほしい。毎日忙しくなっちゃうと思うけど、忙しさに負けずに自分たちで一歩一歩歩み続けていくことを願います。いろんなことがあると思いますけど仲間がいるから乗り越えられることもあるので、そういう関係性になれるようにがんばってもらいたい」と改めてなにわ男子にエールを贈ると、7人は「はい!」と元気に返事をしていた。

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