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『その手に触れるまで』ダルデンヌ兄弟のコメント動画公開 自宅待機中のベルギーからメッセージ

リアルサウンド

20/5/13(水) 18:00

 近日公開予定の映画『その手に触れるまで』の監督を務めたジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌのコメント動画が公開された。

参考:動画はこちらから

 第72回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した本作は、ダルデンヌ兄弟が「いつか題材にするだろう」と語っていたテロについての物語。ベルギーに暮らす、ゲーム好きの13歳の少年アメッドは、徐々に尊敬するイマーム(イスラム指導者)に感化され、過激な思想にのめり込む。やがて、その思想にとって脅威と思われる先生を殺さなければいけないと思い込んでしまったアメッド。狂信的な考えに取り憑かれてしまった少年は、気持ちを変えることができるのか。

 公開された動画では、日本同様に新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ベルギーで自宅待機中のダルデンヌ兄弟が、それぞれの自宅から日本の観客へのメッセージを送っている。ジャン=ピエール・ダルデンヌは「COVID-19で自宅待機中のベルギーからのメッセージです。死に至らしめる狂気に取り憑かれた思春期の少年が元の人生を取り戻す旅を、皆さまが、熱心に、夢中になって、注意深く観て下さることを期待しています」とコメント。リュック・ダルデンヌは「この映画の邦題は『その手に触れるまで』です。コロナウイルスで皆が自宅待機している今、とても具体的な意味合いを持ちます。私たち二人はこの映画を作った時、映画の中のアメッドの母親のような気持ちでした。友達と遊ぶのが好きだった子に戻るように試みました。映画をお楽しみください」と話している。 (文=リアルサウンド編集部)

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