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森見登美彦×上田誠×中村佑介 待望の最新小説『四畳半タイムマシンブルース』カバーデザイン公開

リアルサウンド

 森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』の続編となる『四畳半タイムマシンブルース』が、2020年7月29日にKADOKAWAより発売される。カバーイラストは、前作に続き人気イラストレーター・中村佑介が担当。カメラを手にした明石さんと時計を中心に、様々な格好をしたキャラクターたちが賑やかに描かれている。

関連:【画像】前作『四畳半神話大系』(角川文庫)書影

 『四畳半神話大系』と、劇団ヨーロッパ企画の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』が合体し、森見登美彦と劇作家・上田誠という盟友コンビによる異種コラボとなる本作。懐かしいあの面々による不毛なやり取りと、タイムマシンをめぐるドタバタに、最初から最後まで頬が緩んでしまうこと請け合い。発表から長い年月が経ってもなお、根強い人気を誇る両作品の魅力が合わさっている。

 なお、文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)では、本作の第一章44ページ分を公開している。(https://kadobun.jp/serialstory/yojohantb/a5wdgvmfo6go.html)

■森見登美彦コメント
読者の皆様へ、新作小説『四畳半タイムマシンブルース』をお届けいたします。
森見登美彦の小説『四畳半神話大系』、劇団ヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシン・ブルース」。
この二者を合体させればどうなるか、という単純素朴な発想であります。
真夏の四畳半アパート「下鴨幽水荘」を舞台に、『四畳半神話大系』の登場人物たちが、
突然あらわれたタイムマシンをなんとか有効活用しようとするのですが……。
『四畳半神話大系』、じつに十六年ぶりの続篇(?)となります。
コロナの魔風が巷に吹きすさぶ今日この頃、この古風かつ明朗愉快な小説が、
息苦しい自粛生活における一服の清涼剤となれば幸いであります。
森見登美彦

■森見登美彦(もりみ・とみひこ)プロフィール
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞。主な著書に『有頂天家族』『夜行』『熱帯』などがある。

■原案:上田誠(うえだ・まこと)プロフィール
1979年京都府生まれ。劇作家、演出家、脚本家、構成作家。劇団ヨーロッパ企画代表。『サマータイムマシン・ブルース』は2001年初演、05年に映画化された。18年には続編『サマータイムマシン・ワンスモア』を上演。17年『来てけつかるべき新世界』で岸田國士戯曲賞受賞。森見登美彦原作のアニメ『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』で脚本を担当。

■『四畳半タイムマシンブルース』について
史上最も迂闊(うかつ)な時間旅行者(タイムトラベラー)たちが繰り広げる冒険喜劇(コメディ)!
炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか? 「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい! しかし、小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。

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