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ペヤンヌマキ×稲葉賀恵が「サロメ」を翻案、主演は朝海ひかる

ナタリー

「サロメ奇譚(仮)」チラシ

「サロメ奇譚(仮)」が来年3月中旬に東京・東京芸術劇場 シアターイースト、4月上旬に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。

ペヤンヌマキが脚本、文学座の稲葉賀恵が演出を手がける「サロメ奇譚(仮)」は、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」を原案とした作品。王女サロメを朝海ひかる、サロメの母親をナイロン100℃の松永玲子、地下牢に幽閉されている預言者を牧島輝、サロメの義父であるユダヤの王をベンガルが演じる。

主演の朝海は、自身が芸能生活30周年を迎えたことに触れつつ、「『今の私』が表現できる『サロメ』を脚本のペヤンヌさんがどう炙り出すか、稲葉さんがどう演出されるか。とても楽しみでなりません。皆様、目撃者となり様々なモノを感じて頂けたら、この上ない周年公演となります。劇場でお待ちしております」と意気込みを語った。チケットの一般販売は来春開始予定。

朝海ひかる コメント

この度、私の芸能30周年記念公演の演目には何が面白いか……演出の稲葉さんにお願いした所、いくつか挙げてくださりその中の一番最初に挙げてくださった戯曲が「サロメ」でした。私も何度か拝見しているこの作品ですが、サロメが「少女」という事もあり、完全に一観客として観劇してました。「今の私」が表現できる「サロメ」を脚本のペヤンヌさんがどう炙り出すか、稲葉さんがどう演出されるか。とても楽しみでなりません。皆様、目撃者となり様々なモノを感じて頂けたら、この上ない周年公演となります。劇場でお待ちしております。

ペヤンヌマキ コメント

朝海ひかるさん芸能生活30周年の記念すべき公演の脚本を書かせていただくことになり、ドキドキしております。

題材は「サロメ」とのこと。「サロメ」と聞いて真っ先に思い浮かんだのは生首を持って微笑んでいる女性の姿で、残酷で官能的なイメージだけが強かったのですが、ひとりの等身大の人間として共感できるサロメを描いてみたいと思いました。また、様々な芸術家を魅了してきたサロメと朝海ひかるさんの魅力が重なるような作品にもしたいと構想を練っております。これまで硬派な作品を緻密に演出してこられた稲葉さんとの初めてのクリエイション、個性豊かなキャストの皆さんの肉体を通して、どんな「サロメ」になるのか楽しみです。

稲葉賀恵 コメント

宝塚時代の朝海ひかるさんを印象深く覚えています。男役でありながら、時に少女のように可憐。無垢な瞳をのぞかせたと思ったら次の瞬間妖艶な姿に様変わりする。「耽美」という言葉がとても似合う方でした。数年後こうして一緒にクリエイションする機会を頂き、まず私が提案したのが「サロメ」でした。無垢でありながら残酷で、少女でありながら妖艶。複雑怪奇なあのサロメという役を朝海さんならどう演じるのか、誰よりも私が観客席で観てみたかったのです。今回、翻案にペヤンヌさんが参戦してくださいます。そして共に作品を立ち上げるキャスト陣に、こんな胸躍る方々が集まりました。すでに何かが起こる前触れに武者震いしています。様々な解釈が溢れるこのサロメの登場人物たちを、血の通った等身大の人間にするべく彼らと共にえぐり出して参る所存です。

「サロメ奇譚(仮)」

2022年3月中旬
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

2022年4月上旬
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原案:オスカー・ワイルド「サロメ」
脚本:ペヤンヌマキ
演出:稲葉賀恵
出演:朝海ひかる、松永玲子、牧島輝、ベンガル ほか

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