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King & Prince、豆柴の大群……エンタメ界を盛り上げ続けるアーティストたち 新譜5作からピックアップ

リアルサウンド

20/6/9(火) 6:00

 王道アイドル路線を驀進中のKing & Princeの新曲、5人体制となった超特急のニューシングルなど。コロナ禍に負けず、日本のエンタメ界を盛り上げ続けるアーティストの最新作を紹介します!

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 デビュー以来、『シンデレラガール』『Memorial』『君を待ってる』『Koi-wazurai』と4作連続でシングルチャート1位を記録。王道アイドル路線をひた走るKing & Princeの最新シングル『Mazy Night』が到着した。Sexy Zone中島健人、平野紫耀のW主演によるドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)の主題歌に起用された表題曲は、アタック強めのキック、煌びやかなエレクトロサウンド、憂いと力強さを放つメロディを軸にしたアッパーチューン。特にスピード感に溢れたサビのパートでは、メンバーの男っぽい歌声を堪能できる。カップリングには胸キュンのラブリーポップ「Full Time Lover」、ストリングス、ホーンを取り入れたソウルフルなナンバー「ゴールデンアワー」(両曲ともに通常盤のみ収録)、モータウン風のダンスチューン「Love Paradox」(初回限定盤A)、切ない恋頃を伝えるピアノバラード「今君に伝えたいこと」(初回限定盤B)を収録。

 今年2月にダンサーのユースケが脱退。1シンガー・4ダンサーの5人体制になって初のシングル曲『Stand Up』は、超特急の“これまで”と“これから”を体感できる楽曲となった。90年のヒップホップを想起させるトラックのなかで響くのは、「スターダストLOVE TRAIN」「Believe×Believe」「My Buddy」など、これまでの曲名や歌詞を織り込んだリリック。ダンサー4人のラップから、ボーカリストのタカシにつなぐ構成、〈未来への線路 夢を乗せて いつまでも〉という最後のフレーズを含めて、8周年を迎えたグループの軌跡とこの先の活動に対するポジティブな思いがストレートに描かれている。さらに80’sテイストのシンセとシンプルな打ち込みビートが楽しい「#いいね」、“彼女を星付きレストランにエスコート”をテーマにした歌をビッグバンドジャズ風のサウンドが際立たせる「Table Manners」を収録。“5人の超特急”のエンターテインメント性をアピールした“再出発”シングルだ。

 『水曜日のダウンタウン』(TBS系)内の企画から誕生、プロデューサーは安田大サーカスの黒ちゃん……とバラエティ色たっぷりのアイドルグループ・豆柴の大群。シングル曲「りスタート」「大丈夫サンライズ」「ろっけっとすたーと」を含む1stアルバム『スタート』は“企画モノ”というイメージを引き受けつつ、リアルとフィクションを行き来する現代アイドルの王道を感じさせる作品に仕上がっている。〈覚悟決めたら やるしかないでしょ〉と宣言する「豆柴の大群-お送りするのは人生劇場-」、SNSの熾烈な世界を想起させる歌が炸裂する「FLASH」など、冒頭からアンセム級のナンバーを連発、リスナーのテンションをしっかり上げてくれる。収録曲のうち8曲を松隈ケンタ(BiSH、BiSなど)が作曲。勢いよく突き進むサウンドとシリアスな感情を描いた歌詞のバランスも素晴らしい。

 BOYS AND MENの弟分としてデビュー。昨年5月には日本武道館公演を成功させるなど着実に存在感を強めている祭nine.が7thシングル『ビビビTANGO』をリリース。表題曲はタイトル通り、タンゴをモチーフにした楽曲。バンドネオン、バイオリンによるエキゾチックな音響に和楽器を加えたアレンジ、“タンゴの国の女王蜂を好きになってしまった働きバチが、憧れの人と踊ることを夢みて頑張る”という物語を描いた歌詞には、このグループらしい個性がたっぷり詰まっている。〈(Bee Bee Bee)〉〈(ムンムン)〉という掛け声、“諦めずにがんばれば、必ず夢は叶う!”というメッセージを込めたボーカルも気持ちいい。

 YouTubeチャンネル登録者数300万を超える大人気音楽ユニット、スカイピースの3rdアルバム『青青ソラシドリーム』。すでにYouTube上で大ヒットを記録している「悪いが中二病が世界を救う」「オタパリパーティー」「英雄」を含む本作には、青春パンク系のメッセージソング「青青ソラシドリーム」、“誰かのパペットに成り下がんな”とリスナーを鼓舞するロックチューン「revenger」、祭り太鼓から始まるアゲアゲの夏ソング「Enjoy Summer」などを収録。ヒップホップ、ロック、EDMなどを取り入れたカラフルなサウンド、リスナーの共感を強く引き寄せる歌詞、メンバーのフレンドリーな人柄が感じられる歌など、“こりゃあ売れるわ”という感想しか出てこない充実作だ。(森朋之)

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