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朝ドラ『エール』BGMも冴えるコントのような会話劇を展開 「薄皮饅頭」もトレンドに

リアルサウンド

20/4/29(水) 12:10

 夏祭りをまるでカップルのように楽しむ裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)が関内家へ帰ると、そこには裕一の父・三郎(唐沢寿明)が不気味な笑みを浮かべて待っていた。

 NHKの連続テレビ小説『エール』第23回は、三者面談ならぬ四者面談から始まる。裕一が、ファンレターの返事を書いたのが音だけであることを伝えると、音は嬉しさの余り、思わず甲高い声を上げる。するとなんと、裕一はいきなり「音さんは素晴らしい女性です……音さんをお嫁にください」と音の母・光子(薬師丸ひろ子)に頭を下げるのである。

 裕一と音が別れることを前提に話を進めようと考えていた三郎と光子は、いきなりすぎて「冗談か」と笑い合うと、それが本気であると認識すると「話が違いませんか」と言い争いに発展する。お互いにぶっちゃけ過ぎる言い争いはまるでコントみたいなやりとりに発展していく。

【写真】窪田二階堂・二階堂・唐沢・薬師丸の4人によるコントシーン

 人を顔で判断しようとしている三郎に対して、音は堪忍袋の尾が切れ、「人を美醜で判断するな! 見かけの美しさなんて本当の美しさではありません。心の綺麗な人が美しい人なんです!」と迫った。光子は援護射撃をするように拍手を送るが、音に対して三郎は「性格は顔に出るって言うけどな」と伝え、音は「そうです、心が綺麗だと顔にも出ます」と反論する。

 三郎と光子が席を外し、音は裕一に対して「(さっきの話は)本気?」と尋ねると、裕一は「僕には君しかいない」と改めて告白する。音は「結婚しても歌手になる夢を追うことを諦めないけど、それでもいい?」と尋ね、裕一は「それを望んでいる。2人で頑張ろう」と意気投合し合って、その場で口づけをした。

 三郎と光子が戻り、改めて裕一は音と結婚することを2人に伝える。留学にも行くことを決意し、それに対して音は歌手としての実力をつけて追いかける決意をする。すると当初は反対をしていた光子まで、「(2人の)汽車は走り出した」と2人を後押しする。能天気な三郎はいつもの如く、「俺に任せておけ」と伝えた。

 2人の恋路と同等、もしくはそれ以上に注目を浴びたのが光子が出した薄皮饅頭であった。福島名物の薄皮饅頭は地元の名産品として懐かしさに浸る人や喜びを噛み締める人で一世風靡し、トレンド入りまで果たした。

 第23回では、裕一と音の想いが交差し、急展開で結婚にまで話が発展。ついに2人の恋路が走り出したのだ。こうなると三郎、光子含めた4人だけの中では話が終わらなくなる。価値観が異なる権藤家の説得は、難航することが目に見える。その中で2人はどう修羅場を乗り越えていくのであろうか。

(岡田拓朗)

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