二人芝居「30歳の制服デート」開幕、大塚由祈子「最後の瞬間まで全身全霊で」
サキクサ 秋の特別号公演「30歳の制服デート」より。(撮影:保坂萌)
サキクサ 秋の特別号公演「30歳の制服デート」が、昨日10月5日に東京・雑遊で開幕した。
第27班の深谷晃成が脚本・演出を手がける「30歳の制服デート」は、(劇)ヤリナゲの浅見臣樹と、サキクサの大塚由祈子が出演する二人芝居。劇中では、今年で30歳を迎える1組のカップルの物語が描かれる。付き合い始めて5年、同棲を初めて4年になるタケルとミナミは、ある日押入れの奥から制服を発見。2人はマンネリ解消のため、“制服デートの旅”に出かけ……。
本作について、大塚は「不器用な私に愛想を尽かさず、忍耐強く寄り添ってくださった脚本・演出の深谷さん。稽古場を明るくしてくださり、どんな私の暴投もマイペースに受け止めてくれる共演者・浅見さん。このお二方をはじめ、心強い方々に支えられ、何とか上演まで漕ぎ着けることができました。私ひとりでは決して辿り着けませんでした。感謝の気持ちを込めて、最後の瞬間まで全身全霊で駆け抜けられたらと思っております。楽しい演劇の時間を過ごしていただけますように」とコメントしている。
上演時間は約45分。公演は10月10日まで。
大塚由祈子コメント
緊急事態宣言は解除されましたが、まだ不安定な状況が続いています。そんな中で、劇場まで足をお運び、作品を観てくださるお客様がいること、有難き幸せです。
2019年9月に一人芝居を上演し、旗揚げした「サキクサ」。たった2年ですが、大きく変化してしまった社会情勢の中で、第2弾公演を頭で思い描きはするものの、なかなか実施に踏み切れずにおりました。いざ覚悟を決めてみれば、本番に向けて少しずつ感染者数が減っていき、見えないナニカに「がんばれー」と後押しをしてもらっているような気になりました。
不器用な私に愛想を尽かさず、忍耐強く寄り添ってくださった脚本・演出の深谷さん。稽古場を明るくしてくださり、どんな私の暴投もマイペースに受け止めてくれる共演者・浅見さん。
このお二方をはじめ、心強い方々に支えられ、何とか上演まで漕ぎ着けることができました。
私ひとりでは決して辿り着けませんでした。
感謝の気持ちを込めて、最後の瞬間まで全身全霊で駆け抜けられたらと思っております。
楽しい演劇の時間を過ごしていただけますように。
サキクサ 秋の特別号公演「30歳の制服デート」
2021年10月5日(火)~10日(日)
東京都 雑遊
脚本・演出:深谷晃成
出演:浅見臣樹、大塚由祈子
声の出演:箸本のぞみ