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生駒里奈が包み込み、松田凌が“光”を届ける「僕とメリーヴェルの7322個の愛」開幕

ナタリー

左から松田凌、生駒里奈、毛利亘宏。

SOLO Performance READING「僕とメリーヴェルの7322個の愛」が、10月6日に東京・CBGKシブゲキ!!で開幕した。

「僕とメリーヴェルの7322個の愛」は、少人数のキャスト・スタッフで公演を行う一人芝居のプロジェクト“SOLO Performance ENGEKI”の最新作。吉田恵里香が脚本、少年社中の毛利亘宏が演出を手がける。本作では、広大な宇宙を漂流する“僕”が、メリーヴェルと“愛”を探す一人芝居が展開。男性版、女性版として“同じであって同じでない”という脚本の本作に、共にデビュー10年目を迎えた生駒里奈と松田凌が挑む。

生駒は初の一人芝居の開幕に際し「取材の時に見どころを聞かれたときは、必ずほかの演者さんのことを答えていました。でも今回は一人芝居なので『自分のことになるとこんなに難しいんだ!』と悩みました(笑)」と打ち明けつつ、「吉田さんの脚本には“包み込む”という言葉がちりばめられていて、すごく印象的です。私が今この言葉と出会ったのは、私自身が“包み込む”ことをしていかなければいけないからだろうし、世の中を優しさや感動で包み込まないと進んでいかない部分もあるのではないか……と稽古をしていて感じました」とコメント。デビュー10年目を迎えて本作に挑むことに関しては「『自分が俳優としてやっていくのだ』という意思表示になれば良いなと思っています」と意気込んだ。

松田は「これ以上ない機会をいただいた」と話し、見どころについては「舞台に立つ心得を積み重ねていたつもりでしたが、やはり一人芝居には今まで経験したことのない重圧と責任を感じました。体ひとつ、心ひとつで作品を届けていこうとする“役者の力”が見どころになるのでは」と述べる。デビュー10年目を迎えたことには「達成感がものすごくありますが、『もっと忙しくなりたい』『もっと板の上に、カメラの前に立っていたい』と、10年前より何十倍も欲深くなりました(笑)。それぐらいお芝居に没頭したい人生なんだなと思います」と感慨を語り、「お客様が1つでも“光”を持って帰れる作品にできれば」と思いを口にした。

また演出の毛利は「2人の舞台人としてのスタートに立ち会っている人間としては『ここまで来たのか!』とその成長に驚きました」「感慨深さと同時に、この10年の間に血のにじむような努力とたくさんの良い出会いがあったのだろうなと」と生駒、松田を称賛。毛利は演出のみを手がけることは久しぶりだといい、「脚本の吉田恵里香さんと話し合いながらストーリー作りにも参加していたのですが、やはり自分とは違う感性があり、愛の捉え方が真逆だったりもしました」とクリエーションを振り返る。上演に向けては「2人のアプローチの違いも楽しみにしていただければ」とメッセージを送った。公演は10月17日まで。なお16日の2公演と17日の2公演では、ライブ配信も行われる。

なお10月9・10日、12日、そして16日には、本作の朗読劇版がStreaming+、PIA LIVE STREAMで配信される。同じく脚本を吉田、演出を毛利が担う朗読劇版では、9日配信回に佐藤日向、10日配信回に洲崎綾、12日配信回に飯田里穂、16日配信回に間島淳司が出演する。

SOLO Performance ENGEKI「僕とメリーヴェルの7322個の愛」

2021年10月6日(水)~17日(日)
東京都 CBGKシブゲキ!!

脚本:吉田恵里香
演出:毛利亘宏
出演:生駒里奈 / 松田凌

SOLO Performance READING「僕とメリーヴェルの7322個の愛」配信

2021年10月9日(土)・10日(日)、12日(火)、16日(土)

脚本:吉田恵里香
演出:毛利亘宏

出演

9日:佐藤日向
10日:洲崎綾
12日:飯田里穂
16日:間島淳司

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