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日向坂46、『TIF』はターニングポイントに? 欅坂46ライブ初目撃から単独出演までを振り返る

リアルサウンド

19/8/1(木) 7:00

 日向坂46は、8月3日に『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』(以下、TIF)と8月25日に『@JAM EXPO 2019』の2つのアイドルフェスに参加する。特に『TIF』に関しては、日向坂46(以下、日向坂)の歴史において重要なターニングポイントでありグループ躍進の原点ともいえる。そんな『TIF』と日向坂の関係について注目してみたい。

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 『TIF』と初めて接点をもったのは2016年。日向坂は当時けやき坂46として活動していた。そんな彼女たちは、同年に開催された『TIF』で初めて欅坂46(以下、欅坂)のライブを目撃し、すっかり魅了されたようだ。キャプテンの佐々木久美は「凄い胸に来て、涙が自然と溢れてくるパフォーマンスだったのが凄い覚えています。こんなパフォーマンスがしてみたいという気持ちになりました」と語り(『キュン』の特典映像「けやき坂46ストーリー ~ひなたのほうへ~」)、高本彩花は自身のブログ(https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/23178?ima=0000&link=ROBO004&cd=member)に「去年、漢字さんを初めて見たのがTIFでものすごく感動して、泣いて、こんなアイドルになりたい!!!って決意した場所で」と綴っている。この日を境に、日向坂にとって欅坂は「憧れと目標」になったのだ。

 そして、大きなターニングポイントになったのは2017年の“TIF激怒事件”。憧れのステージに憧れの先輩と初出演を果たし、5曲中「永遠の白線」「誰よりも高く跳べ!」の2曲を披露した。当時、彼女たちのパフォーマンスを絶賛する記事は多く見られた。しかし、日向坂メンバーは自身のパフォーマンスに納得がいかなかったようだ。ライブ後の控え室では、佐々木久美が「悔しくないのみんな!本当に危機感を持ってやらないとヤバイよ。だからもっと頑張ろう……」と涙を流しながらメンバーに訴え(この映像は「けやき坂46ストーリー ~ひなたのほうへ~」で確認できる)、高本は「もっと練習していたら、もっともっといいパフォーマンスが出来たはずなのに出来ませんでした 大切な場所で自分の力を最大限に出すことが出来ませんでした めちゃめちゃ悔しいです」とブログ(https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/23178?ima=0000&link=ROBO004&cd=member)に心中を綴った。

 様々なアイドルとファンが集う『TIF』。そんなイベントに欅坂の枠を借りて出演することは、彼女たちにとって重要な出来事であったに違いない。おそらく、ベストなパフォーマンスができなかったことで他のアイドルとの差を感じたメンバーもいたはずだ。しかし、一方で危機感を持たないメンバーもいた。グループが一致団結できていない現状に気づいたからこそ、佐々木久美はメンバーに感情をぶつけたのだろう。そしてこの事件がきっかけで団結力は高まり、ライブに強いグループへと成長していく。

 2018年にはけやき坂46として『TIF』に単独出演し初日のトリを飾った。この頃になると、二期生も加わりグループはさらにグレードアップ。日本武道館3日間公演を成功させ、単独アルバムもリリースしており、経験値が昨年と比べて雲泥の差となった。彼女たちの魂がこもった全6曲は、けやき坂46の代表曲「ひらがなで恋したい」、一期生の「おいで夏の境界線」、二期生の「半分の記憶」、アルバム『走り出す瞬間』のリード曲「期待していない自分」とグループの自己紹介ともいえる楽曲で繋ぎ、終盤にはメンバーと観客が一体になれるフェス定番曲「誰よりも高く跳べ!」、「NO WAR in the future」を披露。トリとして観客を大いに盛り上げた。短い時間の中で実力を最大限に発揮しリベンジを果たした。

 今年は、日向坂46への改名とシングルデビューを果たし、完全に独り立ちした上での出演となる。今年の『TIF』は記念すべき10回目の開催。同イベント総合プロデューサー菊竹龍は「時代の変わり目にはスターが生まれる」とコメントしている(参照:http://www.idolfes.com/2019/about/)が、まさに日向坂も時代の変わり目にさしかかろうとしている。かつて『TIF』でWセンターを務めた柿崎芽実と長濱ねるが卒業したばかりだからだ。今や歌番組も多く出演し、オリコン1位を獲得するメジャーなアイドルグループになった彼女たち。同世代/同ジャンルのライバルだらけとなる『TIF』で、一体どのような熱いパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。『TIF』は彼女たちの節目に教訓を与えるそんなフェスなのだ。(本 手)

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