「マーメイド・イン・パリ」の本編映像の一部がYouTubeで公開された。

本作はフランス・パリを舞台に、老舗のバーでパフォーマーとして働くガスパールと美しい歌声で男性を虜にし命を奪ってきた人魚ルラの姿を描くラブストーリー。ニコラ・デュヴォシェルがガスパール、マリリン・リマがルラを演じ、ロッシ・デ・パルマが2人の恋の手助けをするロッシに扮した。

傷を負いセーヌ川のほとりで倒れていたところをガスパールに助けられたルラ。映像には彼女が「私の歌を聴いた男は、恋に落ちて心臓が破裂する」とガスパールに告白する場面が収められた。過去の失恋により感情が失われてしまったガスパールはルラの言葉を鼻で笑い、「心ならすでに破れてる。何度も繰り返し、感情が消えた」と話す。

また、映像には緑を基調としたガスパールのバスルームや、ピンクを基調としたロッシのバスルームの様子も。監督を務めたマチアス・マルジウは「装飾は僕にとっては根幹だった。世界観や雰囲気は基礎だ。遊び場は重要だからね」と述べ、「ガスパールとサプライザーの精神を映し出す魔法世界に浸りたかった。多くのシーンが浴室のシーンなので、アパートの真ん中に浴室を置くことにしたんだ」と語っている。

「マーメイド・イン・パリ」は2月11日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

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