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内山昂輝、LIP×LIPの映画は「誤算」島崎信長は“キラキラ”の魅力語る

ナタリー

20/12/26(土) 14:19

「HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”」公開記念舞台挨拶の様子。左から福山潤、内山昂輝、島崎信長、柿原徹也。

「HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”」の公開記念舞台挨拶が本日12月26日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの内山昂輝、島崎信長、福山潤、柿原徹也が登壇した。

本作はHoneyWorksがプロデュースするバーチャルアイドル・LIP×LIPを主人公としたアイドルムービー。LIP×LIPの結成秘話を描くアニメパート「この世界の楽しみ方~Secret Story Film~」と彼らの最新バーチャルライブで構成された。内山が勇次郎、島崎が愛蔵に息を吹き込んだほか、高校生4人組のダンスボーカルユニットFull Throttle4(フルスロットルフォー)のIVに福山、MEGUに柿原が声を当てている。

上映後のイベントは、バーチャルライブを終えたばかりのLIP×LIPと海堂飛鳥・苺谷星空(あすかな)の楽屋中継から幕開け。愛蔵が「今日の舞台挨拶に向けてみんなと何かできないかなって勇次郎と考えてたんだよ。声は出せないけどペンライトは振れるって聞いてたから」と掛け声に合わせたペンライトウェーブを提案すると、星空も前のめりに大賛成。4人の「ひゅーー」という掛け声と指先の動きに合わせたウェーブが劇場全体を包み込む。2往復ののち、4人は「ざっぱーんッ!」という波音で締めくくった。そしてLIP×LIPは「ジュリエッタ」、あすかなは「姫ピメ」というそれぞれのファンに向けて感謝を伝えながら中継を終えた。なお藤原丈一郎(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)が飛鳥、大橋和也(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)が星空に声を当てている。

続いて声優陣による舞台挨拶がスタート。内山と島崎はLIP×LIP役として人前で話すのはこの日が初めてだそうで、島崎は「僕自身、声は当ててますが、LIP×LIPのファンのような形で関わってきたので、こうして皆さんの前に立てるのがうれし恥ずかしです」と挨拶する。

内山は「今回の映画は誤算で……」とポツリ。当初、LIP×LIP役は「歌ってくれたら大丈夫」とオファーされており、主な仕事はレコーディングだけという認識だったそう。「最初は歌だけだったんですが、徐々にセリフも増えていって……。セリフをしゃべる想定でキャラクターを作ってなかったんです(笑)。実はすごく演じにくいキャラクターで『映画』と聞いたときは唖然としました。長いストーリーをできる気がしなかった」と素直に告白。「今回は中学生時代を描くエピソード0。アイドルになる前からキャラクターとして輝かせてあげたいと思ってたんですが、難しかったですね。今回は産みの苦しみをすごく味わいました」と収録を振り返る。福山は「キラキラしてる内山くんを観て笑顔がこぼれたよ」と感想を伝えた。

一方、島崎は「僕も意外とアイドル役に縁がなくて。特にアニメだとほぼ演じたことがない。ただトーン的にはやりやすかったので、うっちーほどの苦しみはなかったですね」と回想。さらにLIP×LIPの魅力を「『夢ファンファーレ』のような、彼らの人生が輝いてるからこそファンにもその輝きを届けて、みんなもよりよく生きていこう!という曲が多い。そういったキラキラってすごく素敵」と語る。勇次郎と愛蔵の意外な過去が描かれているストーリーに触れ、「こういう事情があったからこそ、今のLIP×LIPはがんばれている。自分たちもそうだったから『みんなにもこの世界の楽しみ方を伝えたいんだ』と感じて感慨深かったですね」と続けた。

後半のバーチャルライブについて、内山は「気になったのは、あの会場どこなんだろう?と。でかい! あそこにたどり着くまで、どんなキャリアを重ねていったのか。映画とライブの間のストーリーも気になる作りになっていると思います」とアリーナクラスのライブに驚き。声は担当しているものの一観客としてLIP×LIPを見てしまうという島崎は「実際に現実世界でタイアップをやったりしていて。僕らじゃなくて『LIP×LIP、またタイアップ取った! すごい!』という不思議な気持ちになってきますね」と明かす。これに同意する内山も「もうボーカロイド化しちゃって、勝手に作ってもらおうかと思うぐらい動きだしてるよね。羽ばたきだしてる」と語った。

Full Throttle4は今回の映画で初登場を果たした。福山は「メンバーは5人なのに『Full Throttle4』。収録のときから『あれ、5人いるよな?』『理由、聞いてる?』と話してましたね(笑)」と述懐。その理由を福山なりの仮説として「IVは基本的にフロントに出ないんですよ。マネージャー兼DJ。だから『フルスロットルでがんばるのはお前ら4人だ!』と。これでやっと合点がいくんです」と説明した。鑑賞前に後半のバーチャルライブの存在を知らされていなかったという福山と柿原。実際にステージで歌う機会もある柿原はLIP×LIPの「大物感」に注目し、「どんな表情でステージ向かったの君たち!? あんな『ちょっと行ってくるわ』ぐらいの感覚じゃステージ上がれない(笑)。ワクワクも止まらないんだけど、当然緊張もするし、LIP×LIPは何年目? 大物すぎてカルチャーショックでした」と笑い混じりに評した。

室井ふみえが監督、成田良美が脚本を担当した「HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”」は全国で公開中。なおライブパート全4曲のうち2曲は週替わりとなっている。

※島崎信長の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

(c)2020 LIP×LIP Movie Project

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