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『サイン』飯豊まりえが明かす、初の医師役への思い 「並外れた精神力がないとできない」

リアルサウンド

19/7/11(木) 8:00

 大森南朋主演の法医学サスペンス『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系)が7月11日よる9時よりスタートする。

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 本作は、最高視聴率25.5%を記録した韓国の大ヒットドラマ『サイン』を大森主演でリメイクしたもの。遺体の声なき声に耳を傾け続ける法医学者たちが、不都合な“事実”を隠ぺいする権力社会に立ち向かっていく。テレビ朝日のロングランシリーズ『法医学教室の事件ファイル』や昨年放送のドラマ『アンナチュラル』(TBS系)などでも取り扱われた人気ジャンル“法医学”を軸に、“真の正義とは何か”を問う。

 大森演じる柚木の助手となる新人解剖医・中園景役を務める飯豊まりえに、初挑戦となる医者役への意気込み、現場の様子や作品の見どころなど語ってもらった。

■「苦労はあまり感じてない」
ーー今回、医療ドラマで医者役を演じるのは初めてになりますね。

飯豊まりえ(以下、飯豊):そうですね。コメディでの経験はありますが、しっかり演じるのは初めてです。

ーー医者役にはどんなイメージがありましたか?

飯豊:かっこいいなとは思ってました。白衣を着てみたいなと興味はありましたけど、医療もの自体が硬いイメージがあったんです。でも今回の『サイン』は刑事ものの要素も入っていて2つの要素が合体しているので、台本がとても面白いです。

ーー医者初挑戦というところで苦労はありますか?

飯豊:それが意外とないんです。その時々に実際の解剖のやり方などは教えてもらっていますし、セリフの難しさはありますが、苦労はあまり感じていません。人の死体なんて今まで見たことないですし、私自身、血を見るのが嫌なくらいなのですが、演じるにおいてはそんなことも言っていられません。実際の解剖の映像を見せてもらったときは、やはり解剖医というのは、みんなができるようなお仕事じゃない、並外れた精神力がないとできないなと感じました。

ーー法医学をテーマにした他のドラマもありますが、何か参考にした作品はありますか?

飯豊:私が演じる景ちゃんは新人という役だったので、ある程度の知識は入れましたが、あまりそういったものは見ないようにしていました。それが逆に役作りですね。

ーー他に役作りで意識したことは?

飯豊:柚木さんの助手という立場ですが、逆に柚木さんのフォローをし過ぎてもよくないなと思っていて。新人だから経験がなくてできない、やれないというお芝居が難しかったです。お話自体が人が死ぬことが多く重いのですが、景ちゃんがストーリーに波を作れる役なので、柚木さんと一緒に緩められるところは緩めて、アドリブはどんどん入れていっています。

ーー大森さん演じる柚木さんとの掛け合いが多いですが、アドリブも取り入れているんですね。

飯豊:大森さんのセリフが一言一言強いので、それに対して負けない一言を台本になくても言ったりすると、大森さんが返してくれるんです。撮影の待ち時間には、それが面白いシーンになったらいいねと、台本にないセリフを言い合ったりしています。台本の読み合わせも、ナチュラルに始まるんですよ。「ちょっと読み合わせしてもいい?」という確認もなく、いきなりセリフが聞こえてきて、それに対して自然に返していくという、阿吽の呼吸のような雰囲気が生まれています(笑)。

■「正義感がちょっと強めなところがある」
ーー大森さんとのバディ感は撮影の裏側でも共有できているんですね。

飯豊:はい。大森さんと『サイン』の公式SNSを盛り上げようとしていて、毎日SNS用の即興コントをやったり、インスタ映えするところを見つけて撮ろうと言ってくださったり。お芝居以外にも現場を盛り上げようといろんなことをしてくださっています。

ーー大森さんはチャーミングな方なんですね。

飯豊:とてもチャーミングで優しい方で、柚木さんとはギャップがありますね。柔らかくなっています(笑)。

ーー他の共演者の方はいかがですか?

飯豊:松雪(泰子/和泉千聖役)さんは優しくて、いつも微笑みかけてくれます(笑)。この前は松雪さんが子ども時代の恥ずかしかった話とか、遊んでいたおもちゃとかそういう話で盛り上がりました。あとお子さんが19歳で私とあまり歳が変わらないらしいんです。だから子ども目線で私のことを見てくださっています。私の両親と仲村(トオル/伊達明義役)さんも松雪さんも大森さんも同世代なので安心感があって、頼り甲斐があります。

ーー撮影現場の雰囲気はすごく楽しそうです。

飯豊:最近ではNGも増えてきちゃって(笑)。1話2話の撮影のときは最初なので緊張感の中でやっていたのですが、最近は撮影現場が和やかなので本番中にどうしても笑っちゃったりしてしまうんです(笑)。

ーー柚木さんの強いセリフに食らいついていくのは、飯豊さんご自身としてはすんなりと演じれたのでしょうか?

飯豊:はい。テレビのイメージだと、喋らなそうとか白のワンピースを着てそうとか言われたりするんですけど(笑)、実際はそうでもなくて周りからはサバサバしてるねとかさっぱりしていると言われます。なので言いたいことが言えないとかもないです。

ーーでは今回の役柄はわりとご自身に近いと。

飯豊:そうですね。例えば、現場がちょっとばたついてたら、思わず自分も「大丈夫ですか?」と自然と体が動いちゃうんです。正義感がちょっと強めなところがあるかもしれません(笑)。

ーー最後に本作の見どころを教えてください。

飯豊:第1話は、柚木さんと伊達さんがぶつかったり、柚木さんと景ちゃんがぶつかったりと、いろんな人がぶつかるので、その正義と悪がぶつかりあう瞬間に注目してほしいです。回を重ねるごとに話は重くなっていきますが、原作の韓国ドラマが本当に面白いんです。演じる人が日本人になって日本のドラマバージョンだとまた違った雰囲気の面白さがあるので、そこも楽しんでいただきたいです。今クールは他の韓国原作のドラマもありますけど、私たちの『サイン』は他の2作と違う良さがあると思うので(笑)、ぜひ見ていただきたいなと思います。

(取材・文・撮影=安田周平)

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