佐藤大樹&佐藤寛太の 映画の処方箋、お出しします!
『閉鎖病棟−それぞれの朝−』
月2回連載
第48回
20/7/25(土)
今回大樹さん・寛太さんに観ていただいたのは、昨年11月に劇場公開されて、第43回日本アカデミー賞で優秀作品賞など全11部門で受賞、5月にはブルーレイ・DVDが発売になった『閉鎖病棟−それぞれの朝−』。笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈というメインキャスト3人の演技をふたりはどう見た?
大樹 今年の日本アカデミー賞授賞式で優秀作品賞などにノミネートされていたのが、今回紹介する『閉鎖病棟−それぞれの朝−』。すごい役者さんたちが揃ってるよね。
寛太 僕もキャスティングに惹かれて、観たいと思ってたんです。
大樹 精神科病院を舞台にした作品で、そこに入っている人たちがなぜこの場所に来たんだろう、どういう過去を抱えているんだろう……って気になって、引き込まれる作品だった。
寛太 それぞれの背景に思いを馳せられる作品で、俳優ってすごい!ってあらためて思いました。
大樹 綾野剛さんが演じるチュウさんは普段は穏やかな感じで、途中までは精神科病棟に入院した理由が分からなかったくらい。でも幻聴に苦しめられているというチュウさんが暴れるシーンは、かなり迫力があったよね。集中力が必要なお芝居だったろうな、って感じた。
寛太 チュウさんを慕っているカメラが好きな男の子を演じている坂東龍汰くん、僕と同い年くらいなんですけど、すごく心に残ったシーンがあって。
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