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シム・ウンギョン×松坂桃李、日本アカデミー賞受賞『新聞記者』凱旋上映

CINRA.NET

20/3/12(木) 18:00

©日本アカデミー賞協会

映画『新聞記者』のアンコール上映が190館で行なわれる。

東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラー『新聞記者』を原案にした同作は、政権が隠そうとする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃える公務員の道を選んだ若手エリート官僚の対峙や葛藤をオリジナルストーリーで描いた作品。新聞記者の吉岡エリカ役をシム・ウンギョン、内閣情報調査室に務める若き官僚・杉原拓海役を松坂桃李が演じ、監督を藤井道人が務めた。

今回のアンコール上映は、『第43回日本アカデミー賞』最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞など6部門に輝いたことを受けたもの。47館での上映予定から143館が追加となった。上映館、上映日などの詳細は『新聞記者』のオフィシャルサイトで確認しよう。

昨年に『孤狼の血』で『第42回日本アカデミー賞』最優秀助演男優賞を受賞した松坂桃李は「この作品は僕の知る限りでは、実現するまでに二転三転四転五転くらいおそらく色々なことがあって、それでもこの作品をしっかりと映画を見てくださった方に届けたいという人が一致団結し、藤井監督の舵の元、撮影を終えることができました。僕自身も、10年ちょっと(俳優を)やってきてハードルが高い役だなと思いましたが、ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることができて最後まで駆け抜けることができました。今日という日を糧に、また新たに作品の一部に自分がちゃんとなれるようになっていけたらと思っております。今回は本当にありがとうございました」とコメント。

『日本アカデミー賞』史上、外国人として初の主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンは「全然思わなかったので、全然準備をしていませんでした。ごめんなさい。本当にありがとうございます。まず映画『新聞記者』を見てくださったみなさん、そして藤井監督初め、河村さん、橋本さん、高石さん本当にありがとうございます。そして共演できて本当に光栄でした。松坂桃李さん、本当に本当にありがとうございました。これからも頑張って活動します。本当に今日はありがとうございます」と語った。

また藤井監督は「本当にうれしいしか言えないんですけど、本当にもっともっとたくさんのスタッフとみんなと力を合わせてこの映画を作ったので、早くみんなに報告したい。(松坂)桃李君と同じ思いてです。新聞読むと面白いんだなというのをすごく感じましたし、河村プロデューサーにそれを世代を超えて教えて頂きました」、作品の企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務めた河村光庸は「このようなインディペンデント映画を日本アカデミー賞の最優秀賞まで引き上げてもらった多くの映画人の方々に深く感謝いたします」と述べた。

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