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鈴木拡樹、荒牧慶彦ら登場人物の心情を“水”で表現。想像し得なかった新たな『バクマン。』が誕生

ぴあ

「バクマン。」THE STAGEゲネプロより

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「バクマン。」THE STAGEが2021年10月8日(金) に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。

原作は2008年から2012年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されていた原作:大場つぐみ、漫画:小畑健のコンビによる大人気マンガで、主人公の高校生マンガ家コンビが、「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子を描いた青春ストーリー。

「週刊少年ジャンプ」編集部がモデルになっていることで話題になり、2010年から2012年にかけて3期にわたってアニメ化、2015年には実写映画化もされている人気作品だ。

左から 鈴木拡樹(真城最高役)と荒牧慶彦(高木秋人役)

演出・脚本はウォーリー木下、音楽を和田俊輔という、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズのタッグで初の舞台化が実現。高校生マンガ家コンビ、真城最高(ましろもりたか/愛称:サイコー)を鈴木拡樹、高木秋人(たかぎあきと/愛称:シュージン)を荒牧慶彦が演じる。

左から オレノグラフィティ(福田真太役)、橋本祥平(新妻エイジ役)、鈴木拡樹(真城最高役)

最高&秋人と「ジャンプ」連載をめぐり、競い合う最強のライバル新妻エイジを橋本祥平が全力で怪演。ライバル、友人として最高&秋人と張り合うマンガ家、福田真太をオレノグラフィティ、平丸一也を福澤侑、中井巧朗を村上大樹が演じ、マンガ家同士の熱い絆を描いていく。

中央・福澤侑(平丸一也役)
左から 橋本祥平(新妻エイジ役)、片桐仁(川口たろう役)、村上大樹(中井巧朗役)

そして、ジャンプ編集部編集長・佐々木尚(唐橋充)、最高&秋人の才能を見抜きふたりを担当するジャンプ編集部・服部哲(長谷川朝晴)はもちろん、最高の叔父でマンガ家の川口たろう(片桐仁)が全編を通し登場し、最高の心情に寄り添う。

今作は、真っ白な舞台セットに映像や原作漫画のシーンを映し出すなど、ウォーリー木下らしいプロジェクションマッピング演出に加え、水盤舞台を設置し、冒頭から大量の水が使用された演出で、幕が開いた直後から衝撃を与えてくる。

荒牧慶彦(高木秋人役)

雨のシーンから始まり、そのまま濡れるキャスト、さらに舞台上に溜まった水に思い切り飛び込んだり、走り回ったりと、“漫画を描く”という、一見、目に見える大きなアクションが見えにくい題材の本作に、ダイナミックな動きや繊細なゆらぎを出すなど、 登場人物たちの心情を表現するための重要な要素として「水」を取り入れた挑戦作だ。

お馴染みの個性豊かなキャラクターも登場

また、『CROW(クロウ)』『ラッコ11号』など、ライバルたちの描く人気漫画が舞台上で表現されるシーンも見どころ。個性豊かなキャラクターが舞台上で再現され、原作ファンにはたまらない胸が躍る夢のような豪華なシーンだ。

そして、舞台作品ではキャストがアンサンブルとして演出を盛り上げたり、サブキャラクターも兼任することが多々あるが、ダンスを得意とする福澤侑がキャスティングされていることに納得する場面もあるので期待してほしい。

アニメや実写映画などメディアミックス展開されてきた『バクマン。』だが、キャストとキャラクターの融合、そしてアナログな「水」という要素を追加し3次元空間と重力を活かした、これぞ演劇、舞台作品ならではの、これまで想像し得なかった新たな『バクマン。』が誕生した。

公演は10月17日(日) まで天王洲 銀河劇場、10月21日(木) ~24日(日) TOKYO DOME CITY HALL、10月28日(木) ~31日(日) メルパルクホール大阪にて上演。生配信も実施される。

取材・撮影・文:能一ナオ

鈴木拡樹「忘れられない作品になる事間違いありません」【キャスト・演出家コメント】

【演出・脚本:ウォーリー木下】
はやく皆さんに観て欲しいとこんなに思った舞台は珍しいです。
創っている自分たちがまずはわくわくしている証拠だと思います。もちろん創作の悩みや苦労なども沢山ありましたが、それを凌駕する興奮にあふれた稽古でした。それはひとえに初めての挑戦が多かったからだと思います。それに挑んでくれたキャスト・スタッフの皆さんのおかげです。青春に、年齢は関係ありません。と僕は思います。まさに「バクマン。」のような舞台になったかと思います。ぜひ体験してください。

【真城最高役:鈴木拡樹】
舞台でやる意味をフルに活かした作品に仕上がりました。
息づかいだけではなく、様々な仕掛けで役やストーリーの変化を表現しています。
忘れられない作品になる事間違いありません。お待ちしています。

【高木秋人役:荒牧慶彦】
「演劇」というものの底力を感じました。
今作では「水」を漫画を描くためのインクの表現や感情の表現としてふんだんに使っているのですが、その「水」が「今ここに生きているもの」を表す表現としてこの上ない表現方法となっております。
豪華な役者陣が織りなす真っ直ぐに、熱く、純粋に夢を追いかける物語を楽しんで頂けたら幸いです。

(C) 大場つぐみ・小畑健/集英社・「バクマン。」THE STAGE 製作委員会

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2174605

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