YOSHIKI（X JAPAN）が紺綬褒章を受章したことが、本日3月9日の政府官報を通じて発表された。

紺綬褒章は国や地方公共団体、公益団体などに寄付した人を国が顕彰するもので、受章の際は褒章が授与される。YOSHIKIは昨年4月、自身の運営する米国非営利公益法人「Yoshiki Foundation America」を通じて国立国際医療研究センターに1000万円を寄付。日本国内のみならず、アメリカでの食糧難パニックの沈静化を支援するためにロサンゼルスのMeal on Wheelsに2万4000ドル（約250万円）、公演中止の影響を受ける世界中のアーティストや音楽業界で働く人たちを支援するためにグラミー主催のレコーディングアカデミーおよびその関連慈善財団・MusiCaresが設立した「COVID-19救済基金」に10万ドル（約1000万円）を寄付するなど、積極的な支援活動を行っている。

さらにYOSHIKIは昨年も東日本大震災の復興支援として1000万を寄付するなど、以前より地震災害、大型台風などの自然災害発生時に多額の義援金を送り、関連団体や被災者への支援を続けている。それらの積極的な慈善活動と影響力が評価され、2019年には「Forbes Asia」が発表した「アジア太平洋地域の最も優れた慈善家30人」に選ばれた。

紺綬褒章の受章に際し、YOSHIKIは「このような栄誉ある紺綬褒章を受章し、恐縮しております。こんな自分ですが、 今後もこのような支援活動を続けられたらと思っています。そしてその活動によってさらにチャリティーの輪が広がれば嬉しいです。ありがとうございます」とコメントしている。

YOSHIKIはX JAPANのリーダーで、ドラムとピアノを担当。1982年にToshlとX（現X JAPAN）を結成し、1989年にアルバム「BLUE BLOOD」でメジャーデビューを果たす。個人としては、1999年に皇居前広場で行われた「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」に出席し、奉祝曲「Anniversary」を演奏。2017年にはアメリカ・ニューヨークにあるカーネギーホールでのソロコンサートを成功させた。音楽以外に慈善活動にも携わっており2010年に基金「Yoshiki Foundation America」を設立。遺児救済や災害支援などを積極的に行っている。代表曲はX JAPAN「紅」「Forever Love」など多数。