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『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』沢村一樹×横山裕×本田翼が語る、パワーアップした“ミハン”

リアルサウンド

20/1/11(土) 6:00

 あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の活躍を描く、フジテレビ月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の新シリーズがスタートした。

 前作から続投し、パワーアップしたミハンを引っ張るのは、主人公の井沢を演じる沢村一樹、ミハンのメンバーである山内を演じる横山裕、小田切を演じる本田翼の3人。井沢の闇の部分が一層掘り下げられ、緊張感も強いられるだろう今作の本格的な撮影入りを前に、前作から勝手知ったる3人が、和気あいあいと語り合った。

【写真】昨年は『グランメゾン東京』に出演していた沢村一樹

■「どうにかして井沢さんが向こうの世界にいかないように」(横山)

――よりパワーアップした続編になっているかと思います。脚本を読まれた感想をお聞かせください。

沢村一樹(以下、沢村):キャリア組からは水野美紀さんが入られるので、楽しみですね。あと僕はもう52歳なので、ケガに気を付けないと、と思っています。内容的には、今回はミハンそのものに予算がついているので、そうした面でもパワーアップしていると思いますし、みなさんの期待に応えられるようなものをお届けできるんじゃないかと思っています。

横山裕(以下、横山):脚本を読んでハラハラドキドキしました。クライマックスにとんでもないことが起こっているなと。

本田翼(以下、本田):最初、ビックリしませんでした? だって、クライマックスの一部から始まるじゃないですか! 

横山:2020年はオリンピックもありますし、海外ではミハンのような捜査も当たり前になっていると思うんですけど、日本も実際どんどんこうなっていくんだろうなと思いました。本当にドキドキする展開が待っています。楽しみにしていただいていいと思います。

本田:さっき少し言っちゃいましたけど(笑)、クライマックスの、ある部分から始まるんです。そこから過去に遡って物語が展開していく。個人的にその始まり方にすごくワクワクしました。こんなに和気あいあいとしているミハンが、この後どうなっていってしまうんだろうと。まんまと脚本家さんの手中に落ちてしまいました。それから、ミステリーとかサスペンスものって、この人が犯人でこうなるんじゃないの? と想像できるものが多いと思うのですが、それが一切できないのですごいと思いました。

――それぞれご自身が演じられるキャラクターで、今作で一番大事にしているところはどこでしょうか。

沢村:ダークな部分かな。

本田:一番ダークですよね。

沢村:前回もみんな影の部分を持っていましたが、今回は特にそこが膨らんでいます。しかも僕と横山くんの間に変な空気が流れる。どうしても暗くなりがちなので、緩急をつけて、ダークなところはドーンとダークに、そうじゃない、ミハンに来てからの井沢は、おちゃらけているので、その部分はしっかり楽しもうと思っています。リアリティばかりを求めず、楽しく見られるところは楽しく、ぐ~っと引き込むところは引き込む。当たり前のことですが、いつもよりももっと意識して緩急をつけて、井沢をやれたらいいなと。横山くんと翼ちゃんの関係もどうなるか分からないし。

本田:第3の男が出てくるんですよ。

沢村:じゃあ翼ちゃんは信じていたものが信じられなくなったりするかもね。

本田:そうなんですか?

沢村:たぶんね。キスシーンとかもあると思うよ。

本田:えー! 緊張しちゃう

横山:(笑)。僕は前回、ミハンに新入りとして入ってきたんですけど、今回は逆に新入りを迎える立場。潜入捜査も結構経験していると思うので、そこも楽しみたいです。あとは井沢さんがどんどん闇の部分に引き込まれそうになっているところを、僕は全力で止めないといけない。前回の前半のほうでは、井沢さんに対して嫌悪感というか、自分の考えとは違う曲がったことを考えていると思っていたんですけど、それがだんだん変化してきて、今回は井沢さんの人間性に惹かれているからこそ、絶対に間違った方向に行かせてはいけないという思いがある。山内の信念で、どうにかして井沢さんが向こうの世界にいかないように頑張らなきゃと思っています。

本田:私は引き続き潜入捜査が多いので、いろんな格好をします。この前も、衣装合わせですごく短いスカートをはかされました。タイトな短いワンピースで、ホステスの潜入があるみたいなんです。あとはやっぱりアクション。今回もたくさんあるので、今、体を鍛えてます。

■「ファミリーのような空気のある大好きな現場」(本田)

――みなさん、とても仲がよさそうで今シーズンも楽しみです。2シーズン目に入ったチームですが、自分以外のふたりの素顔を教えてください。

沢村:ふたりとも全然気を使わせないんですよ。自分の部屋にいるような感じで、いつも前室にいられます。楽ですね、すごく。でもお芝居が始まったら、一生懸命やる。そうした空気を自然に出していてくれます。ただ今回は、展開上、前回とは違った空気になるとは思うんですよ。でもそうなってもふたりはたぶんマイペースに過ごすでしょうね。横山くんは前回と同じくトランペットにミュートをつけて練習してそうだし。あまり気を遣わせないでいてくれるところが、ふたりともステキだと思っています。

横山:沢村さんが座長として、その空気感を作っていただいているのだと思います。沢村さんいつも、「セリフ覚えてきた? 俺、覚えてないよ」って言いながら本番は必ずビシっとやるんです。ほんま夏休みとか勉強全然やってないとか言うパターンのやつですよ。でも前回のラストではホントにめちゃくちゃ噛んでました(笑)。そんな愛おしいところもある沢村さんが真ん中にいてくれるから、僕らも伸び伸びやらせてもらえています。翼ちゃんは、こんなにマイペースな人おんねやというくらいマイペース。その翼ちゃんが太陽みたいにいてくれるから、現場の笑顔が多いですし、おふたりのおかげで本当にいい空気でやれていて、感謝しています。

本田:前回の現場は、ほとんど紅一点だったんです。それでふたりが前室でずっと男子トークを話してるんですよ(笑)。でも今回、水野美紀さんが入られるので、それでもこの人たちは言うのかなというのが、楽しみで仕方ないです。水野さんがいる状態での前室の空気を早く味わいたい(笑)。でも本当に沢村さんも横山さんもすごく優しいです。ファミリーのような空気のある大好きな現場です。

横山:居心地のいい現場ではあるんですが、それぞれ皆さんがプロの仕事をしていて学ぶことがたくさんあります。緊張感もあるし。自分がステップアップできる、勉強させてもらえる現場ですね。

沢村:こんな感じでフワーっとやってたりしますが、撮影に入ると、前回とはちょっと違う空気で演じないといけない部分が、みんな今回は多いんじゃないかと思います。前回の空気を大切にしつつ、でも同じものじゃなくて、前回のものよりももっと面白いものを作りたいと思っています。

(望月ふみ)

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