日本で初めて誕生した世界最小級の野生ネコ「スナネコ」成長を記録したDVD『砂漠の天使　スナネコ成長日記』が、9月24日にマガジンハウスより発売される。

　2020年4月27日、世界最小級の野生ネコ・スナネコのメスの赤ちゃんが、日本で初めて栃木県・那須どうぶつ王国に誕生した。「スナネコ」とは、アフリカなどの岩砂漠などに生息する体長約39〜57センチ（＋尻尾20センチ）、体重2〜3キロの小さなネコ。

　公募で決まった名前は「アミーラ」。生まれた当初は、体長13センチ、体重59グラムと手のひらサイズの小ささだった。3匹生まれたが、2匹は誕生後すぐに亡くなり、衰弱状態のアミーラだけが懸命な人工哺育によって命をとりとめた。

　そのアミーラがすくすくと成長する様子を記録したのが、本DVD。生後9日から86日までのかわいらしい表情が満載。“砂漠の天使”とも呼ばれる愛らしい風貌は、一度見たら忘れられない。

　国内ではスナネコ自体の飼育例が少なく、日本動物園水族館加盟園館としては、初の展示そして初の繁殖ということで、話題を集めている。那須どうぶつ王国では、7月にアミーラの妹たちも誕生した。

（※スナネコは野生動物です。とても可愛らしい動物ですが、牙も鋭く気性も荒く、決してペットとして飼いたいと考えないで下さい。）

■写真・動画提供
那須どうぶつ王国
栃木県那須町にあるテーマパーク型の動物園。1998年開園。
https://www.nasu-oukoku.com/

■DVD概要
『砂漠の天使　スナネコ成長日記』
編集：マガジンハウス
発行：株式会社マガジンハウス
発売日：2020年9月24日
定価：本体2,000円（税別）
https://magazineworld.jp/books/paper/9071/