MISIAのオープニング・アクトを務めるなど、ニューカマーながら大物ぶりを発揮しているLITTLE BLACK DRESSだが、彼女はシャープなビジュアルからは想像できないほどディープな“昭和歌謡曲マニア”だ。簡単な言葉で人の心の真実に迫る単刀直入さが、LITTLE BLACK DRESSの音楽家魂に深く響いたらしい。彼女のオリジナルにも昭和歌謡のスピリットが反映されていて、最近のJ-POPでは見過ごされがちな恋愛感情の裏側や、不器用な人生観をさらけ出すソングライティングが魅力的だ。 今回のライブは『TOKYO MUSIC SHOW〜歌謡ヒットパレード〜』と題されていて、スぺシャルゲストに仲本工事(ex.ザ・ドリフターズ)、AKIRA(ex.Finger55)、マルシアを迎えて、昭和のヒット曲を中心に構成される。 抜群のグルーヴ感をもって歌われる昭和歌謡が、どんな輝きを見せるのか。多彩なゲストのパフォーマンスも含めて、ユニークなライブになりそうだ。 LITTLE BLACK DRESSのフレッシュな歌声が、ひとつ遠くなった昭和の時代の歌謡曲の、新しい楽しみ方を発見させてくれることだろう。