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赤ん坊を奪われた母親の絶望、乳児売買の闇…アカデミー賞ペルー代表作品が公開

ナタリー

「名もなき歌」フライヤー

第93回アカデミー賞国際映画賞のペルー代表作品として選出された「名もなき歌」が、7月31日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。

1988年、政情不安に揺れる南米ペルーを舞台とした本作。貧しい生活を送る20歳の先住民女性ヘオルヒナは、妊婦に無償医療を提供する財団の存在を知り、首都リマの小さなクリニックで女児を出産する。しかし一度も我が子を抱くこともなく、赤ん坊は何者かに奪い去られてしまった。ヘオルヒナから事情を聞いた新聞記者ペドロは、事件を追って、権力の背後に見え隠れする国際的な乳児売買組織の闇へと足を踏み入れる。

「名もなき歌」はペルー出身の女性監督、メリーナ・レオンの長編デビュー作。かつて新聞記者だったレオンの父が追った、実際に起きた事件にもとづいて作られた。YouTubeで公開中の予告編には、さまざまな社会問題を浮き彫りにした本作のモノクロの本編映像が収められている。

(c)Luxbox-Cancion Sin Nombre

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