ミステリーとして、サスペンスとして、スリラーとして、そして人間ドラマとして、本当によくできた作品だ。 この作品について語る場合、そのアッと驚く設定を説明をする必要がある。が、文字にするとややこしくなるので、ここではあえて書かないでおく。男と女、ふたりの主人公が巻き込まれた最悪の事態に何も知らずに巻き込まれ、そして浸ってほしい。 物語の舞台となるのは、雪に閉ざされた孤島、吹雪がすさぶハイウェイ、そして死体安置所。全てが冷たく暗い、凍てついた世界だ。 その中で目まぐるしい展開が絶えず繰り広げられる。あまりの面白さに132分の長さがアッという間に過ぎる。 北欧系の猟奇系ミステリーが好きな方にもオススメ。