イエスタデイ
19/10/12(土)
イエスタデイ (C)Universal Pictures
音楽をこよなく愛するダニー・ボイル監督が、『ラブ・アクチュアリー』の脚本家と組み、“ビートルズが存在しなかった世界”を描く。もうそれだけで、絶対楽しい、“上がる”映画になると予想できるはず。だが蓋を開ければ、そんな期待以上に笑って泣けて、心にいつまでもこだまする作品だった。
万年売れないミュージシャンのジャックがある日事故に遭い、昏睡から目覚めたら、誰もビートルズのことを知らない世界になっている。あの数々の名曲を知っているのは自分だけ、ならばいっそのこと、とジャックは思い立つ。
オリジナルソングを提供したエド・シーランが自身の役で出演しているのも話題だが、主人公を演じるヒメーシュ・パテルの、とほほ感あふれるコメディセンスと、リリー・ジェームズ扮する彼女とのラブストーリーがまた泣かせる。とにかく、すべての人に胸を張ってオススメしたい。
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