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黒沢清、湯浅政明、内野聖陽が紫綬褒章を受章

ナタリー

2020年10月7日、「スパイの妻」の配信イベントに登壇した黒沢清。

映画監督の黒沢清、アニメーション監督の湯浅政明、俳優の内野聖陽が、2021年秋の紫綬褒章の受章者に選ばれた。

紫綬褒章は、学術や芸術文化分野における功労者に贈られるもの。受賞者には黒沢、湯浅、内野らを含め90人が名を連ねねた。「CURE/キュア」「回路」などで知られる黒沢は、「スパイの妻(劇場版)」で第77回ヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞(監督賞)を獲得。湯浅は「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」など多数の作品を手がけ、2022年初夏には新作「犬王」の公開を控えている。数々の映画やドラマに出演してきた内野は連続テレビ小説「おかえりモネ」が先日最終回を迎え、明日11月3日に「劇場版 きのう何食べた?」が全国で封切られる。

なお湯浅は「これからへの支持と有り難く捉えて、再び足場を整え、成す様、休みながら進んでゆきたいと考えています」、内野は「自分は一介の役者です。観ている方々の心をその作品の中に気持ちよく誘い、その世界で沢山遊んでいただきたい、そのために役者である自分は生々しく真実を込めて生き尽くすこと。それが僕の一番の単純な信念です。そのことを評価して頂いたような気がして、本当に心からうれしく思います」とコメントを発表している。

湯浅政明 コメント

もうそんな歳なのだなとは思うものの、まだ何かを成し遂げた自覚もなく、これからへの支持と有り難く捉えて、再び足場を整え、成す様、休みながら進んでゆきたいと考えています。

内野聖陽 コメント

このような誉れ高い褒章のお話を耳にした時、自分はもしや揶揄われているのではないかと一瞬耳を疑いました。
自分は一介の役者です。
観ている方々の心をその作品の中に気持ちよく誘い、その世界で沢山遊んでいただきたい、そのために役者である自分は生々しく真実を込めて生き尽くすこと。それが僕の一番の単純な信念です。
そのことを評価して頂いたような気がして、本当に心からうれしく思います。
しかし、まだまだ役者の道のりは長いです。そして自分の目指す高みも雲に隠れて見えません…というような心境でもあります。これからも、さらに新たな挑戦と失敗を繰り返して新しい境地を目指せたらと思います。
そして何より、私が役者をしていく上で支えてくださった多くの方がいればこその自分の演技。その方々の力添えにまずは感謝をし、この先も進んでいけたらと思っております。

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