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医療汚職の闇に迫るジャーナリストと新大臣、「コレクティブ 国家の嘘」公開

ナタリー

「コレクティブ 国家の嘘」

第93回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞と国際長編映画賞にノミネートされた「Collective(英題)」が、邦題「コレクティブ 国家の嘘」で10月2日に公開される。

2015年10月、ルーマニア・ブカレストのクラブ“コレクティブ”でライブ中に火災が発生。27名の死者と180名の負傷者を出す大惨事となったが、一命を取り留めたはずの入院患者が複数の病院で次々に死亡し、最終的には死者数が64名まで膨れ上がる。調査を始めたスポーツ紙の編集長が内部告発者からの情報提供によって知ったのは、莫大な利益を手にする製薬会社、彼らと黒いつながりを持った病院経営者、そして政府関係者の癒着だった。命の危険を感じながらも記者たちが真相を暴くため奔走する一方で、報道を目にした市民たちの怒りは頂点に達し、内閣はついに辞職。誕生した正義感あふれる新大臣は、腐敗にまみれたシステムを変えるために動き出す。

監督を務めたのは「トトとふたりの姉」のアレクサンダー・ナナウ。映画の前半では地道な調査報道を続けるジャーナリスト、後半では熱い使命を胸に就任した新大臣を追い、異なる立場から大事件に立ち向かう人々の姿をカメラに収めていった。YouTubeでは予告編が公開中。

「コレクティブ 国家の嘘」は東京のシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で上映される。

(c)Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019

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