突然ですが、今週から数回にわたって僕が考える究極の【モテる女性の法則】をご紹介したいと思います。

よくさ、「どうやったら男性からモテるか」みたいなハウツーみたいなのがネットに出てるでしょう。ああいうのはだいたい一般論で、読んだ後「これか！」と膝を打つようなことは書いてないもんなんですよ。ああいった一般的なモテ方とは違う、もう少し突っ込んだ「モテる女性の法則」を紹介したいと思っています。

もちろんこの話は僕の体験によるところが大きいから偏りはあると思います。ただ反面、僕が日頃から常々思ってることだからリアルかもしれないとも思ってて。なので、「男にモテたい」という女性の方がいたら、イチ意見として読んでください。

まずね、モテる以前の話から始めます。女性が「好感を持たれる」第一歩で絶対にやってほしいのは、「男性に対して女性から話題を振ってみる」ということです。

女の人って生物学上「待ち」「受け」「構える」が基本じゃん。男を選ぶ立場にあるわけだから、これは当然。「あなたは私と話がしたいの？　　だったら良い話題を提供してよ」って態度は普通だと思う。その「良い話題」を提供してもらえるように、あるいは「私」という存在を多くの男に気づいてもらえるように、女の人はお化粧とかネイルとかをがんばっているんだと思うけど、ここではあえて逆の行動に出てみましょう。

その「待ち」の姿勢を一度取っ払ってさ、自分から男性に進んでいってみたらどうかと。「今日、暑いですね」「ここに来るまでにこんな人が歩いていましたよ」とか話題はなんでも良いの。でもさ、本来「待ち」であるはずの女の人が、こうやって距離感を縮めようとがんばってくれている言動に、男はガツンとヤラれるもんなんですよ。要は「気遣いのできるいい子だなぁ」と思わせるという寸法です。

またさ、その後に付き合うようになったとして、愛し合うふたりが歩むべき道って「男が提案して、女の人がそれを選ぶ」よりも、ふたりで一緒に考えていくのが理想でしょう。そのためにもここは女性から話題を振ってみると良いんじゃないかと思う。ガツガツではなく、あくまでも自然に話題を振る。そうすれば一気に好感度が上がると思います。

これをクリアしたら、次に「モテる道」に進みましょう。

女の人ってダイエットとか色々とがんばってるじゃん。そういう姿がかわいく映ることもあると思うんだけど、あんまり過剰にやりすぎると男はかえって引くものなんです。むしろ「ナチュラルなほうが良い」っていうのは男の間ではよく聞く話で、つまりスッピン、素顔に近いほうが好まれるんだよね。こう言うと、女の人の努力を否定するようでイヤだけど、そうではなく「そのままで十分良い」って解釈してもらえると嬉しいよね。

ところでさ、もともとオッパイが大きい人がいるとするでしょう。生まれつきオッパイが大きいのは仕方ないけど、そういう人がこれ見よがしにオッパイを強調させる服を着てることがあるじゃん。あれは絶対にヤメたほうが良いよね。逆効果です。

男って基本的にバカだけど、オッパイに対する洞察力だけは研ぎ澄まされててさ、その女の人がどんな服を着ていようが、オッパイの大小だけは本能的に確認するものなんです。どうやら男の脳の中には「オッパイを確認しておかなければいけない」というシステムが組み込まれているらしく、わざわざオッパイの大きさを強調されてなくても、そのカップ、形なんて初めて会ったときから世の男は確認済みなんですよ。

もしかしたらその人の顔、名前とかを覚えられなくてもオッパイの造形だけは知ってるなんてこともあるかもしれないですよ、マジで。

それだけ「オッパイの確認」には命がけの男に対してさ、「胸が大きい私を見て！」「胸が大きい私のところに、良い話題を持ってきて！」ってされると、「オッパイオッパイうるさいなぁ。乳デカいのなんて知ってるわ。キツいなぁ」って思っちゃうものなんですよ。

またさ、仮に僕がそういう“オッパイ推し”の人と付き合うことになったとするじゃん。そうすると「峯田、絶対胸であの子を選んだわ。あいつ意外と巨乳好きだったんだな」って言われるわけです。逆にオッパイの小さい子と付き合うことになったら「峯田ってロリコンなんだな」とも言われるんだけどね。どうすりゃいいんだって話だけど、こんな背景もあって、過度にオッパイ推しをする女の人に対して男は意外と避けがちなんですよ。

では、もともとオッパイが大きい人はどうすべきか──そういう場合は「胸が大きい」ことをあえて隠すようにしたほうが良いんです。前述の通り、オッパイの大きさはすでに男は確認済みで、巨乳に対してももちろんカップ数まで寸分違わず当てています。

でも、その大きいオッパイの人があえて胸を目立たせないように隠してると、それは萌えますよ。慎ましく映るし、オッパイへの魅力が実はより引き立つってわけですね。

わかりますかね、僕が言いたいこと。インターネットだのSNSだので語られることが全部正しいと思ったら大間違いなんですよ。「隠す美学」「ナチュラルの美学」ってところに男はグッとくるものなので、これはよく理解してもらえたら嬉しいですね。というわけで来週もこの続きを話します。

構成・文：松田義人（deco）

プロフィール

峯田 和伸

1977年、山形県生まれ。銀杏BOYZ・ボーカル／ギター。2003年に銀杏BOYZを結成し、作品リリース、ライブなどを行っていたが、2014年、峯田以外の3名のメンバーがバンド脱退。以降、峯田1人で銀杏BOYZを名乗り、サポートメンバーを従えバンドを続行。俳優としての活動も行い、これまでに数多くの映画、テレビドラマなどに出演している。