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『黄昏ゆーれいランド』多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 第三期 卒業制作演劇公演

20/1/7(火)

多摩美術大学の演劇舞踊デザイン学科は3年前に新設された、新しい学科だ。第一期の卒業公演は同校で教鞭をとるままごとの柴幸男が作・演出を手掛けた『大工』だった。第九の調べに乗せて家を建て家を壊し、国を建て国を壊すという名作で、後にラジオドラマにもなった。 第二期は同じく柴の『英雄』『運命』二本立て。とくに『英雄』は「au」にひっかけて携帯電話会社三社の競争と『ロミオとジュリエット』を絡め、ジェンダーレスな新しいロミジュリを生み出した。 さて、第三期となる今年は「さまざまな幽霊が混じり合い物語が紡がれていく、キャスト総勢30名によるオムニバス作品」とのこと。監修を同じくこの学科の講師であるFUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介が務めるものの、脚本も演出も学生が手掛けるという。脚本の青木幸也はシラカン、演出の葛生大雅は演劇ユニット・巨乳の彼女を創るですでにそれぞれ学外での演劇活動も活発に行っているが、彼らが卒業公演としてどんなものを見せてくれるのか。新しい才能を目撃するには、これ以上ぴったりの公演はないだろう。 たとえば10年後、20年後に「あの頃とんでもないゴールデンコンビの卒業公演があったんだ」なんてことになったら最高だ、と思いながら観に行くのも一興だ。

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