Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ジャニーズWEST 小瀧望らジャニーズ俳優、コミカルな役に続々挑戦 新たな一面開花の鍵に?

リアルサウンド

19/12/13(金) 10:00

 昨今、ジャニーズメンバーが演じる役に変化が訪れている。KAT-TUN・上田竜也の『節約ロック』(日本テレビ系)松本タカオ役、Hey! Say! JUMP・山田涼介の『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)北沢秀作役、King & Prince・平野紫耀の映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』白銀御行役、Snow Man・岩本照、渡辺翔太、目黒蓮、ラウールの『簡単なお仕事です。に応募してみた』(日本テレビ系)サルサ、トリハダ、ワンちゃん、モモ役……。いずれもコミカル要素が強めの役だ。

参考:詳細はこちらから

 この傾向は、現在放送中の秋ドラマにも受け継がれている。例えば、ジャニーズWEST・小瀧望の『決してマネしないでください。』(NHK総合)掛田理役。クソ真面目がゆえに毎回思いを寄せる飯島さん(馬場ふみか)に誤解されてしまい、結果ドタバタ劇に転じてしまう。12月7日に放送された第7話も、掛田が「わー!」と叫びながらウーブレックの上で足踏みするというシーンからスタート。ウーブレックまみれになりながらも笑顔で飯島さんに駆け寄っている。そして、いつものことながら科学に関する説明をするときは饒舌だが、それ意外のことになると何も言えない、もしくは必要以上に吃ってしまうというヘッポコぶりも笑える要素のひとつだろう。同作以外にも生田斗真が『俺の話は長い』(日本テレビ系)で弁が立つもののいちいち屁理屈をこねくり回すニートの岸辺満役、『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)では天狗倶楽部のメンバーである三島弥彦役を熱演した。いずれも「新鮮」「ギャップがすごい」「絶妙に気持ち悪くて最高」と好評のようだ。

 しかし、これまでジャニーズメンバーが演じてきたのは正統派イケメンや王子様役ばかりであった。一世を風靡した木村拓哉はいわずもがな、嵐・松本潤も『花より男子』シリーズ(TBS系)の道明寺司役で脚光を浴びているし、KAT-TUN・亀梨和也も『ごくせん』シリーズ(日本テレビ系)でクールなイケメン・小田切竜を演じ、注目を集めた。この顔ぶれのメンバーは昨今、恋愛が絡まない作品に出演することが多いが、それでも正統派イケメン役の範疇を逸脱していない。

 それと比べると、近年ではコミカル要素が強い役を演じるメンバーが多いことが分かる。これはむしろ良い傾向なのではないだろうか。ファンにとっては、「まさかこんなイケメンが!?」というギャップ萌えを感じたり、アイドルのときとはひと味違った一面を見ることができ、確実に彼らの新たな魅力発見につながっているだろう。さらに、(生田は言わずもがな)ジャニーズメンバー自身も本格的に芝居へ向き合う気持ちが高まってきているのかもしれない。それゆえ、今までにないチャレンジングな役にも挑戦しているのではないだろうか。

 とはいえ、もともと生田、上田、山田、小瀧、平野もみな正統派イケメン役、王子様役を経てきており、しっかり演じることができる。「どんな役でも演じこなせる」。今、そう言えるジャニーズメンバーが増えている真っ最中なのではないだろうか。これまで「ジャニーズだから」という色眼鏡で見られることは少なくなかったが、そのネガティブなイメージがなくなる日は近いのかもしれない。(文=高橋梓)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む