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『愛の不時着』、『梨泰院クラス』……韓国ドラマに欠かせないOST 王道の音楽性も支持の理由に

リアルサウンド

20/5/1(金) 12:00

 Netflixのオリジナルドラマである『愛の不時着』『梨泰院クラス』をはじめ、オリジナルサウンドトラック、通称OSTが韓国ドラマには欠かせないものとなり、近頃改めて注目されている。ドラマの世界観をより壮大に演出するOSTは、視聴者を感情移入させ、作品の人気に乗じてヒットするケースが多く、K-POPアイドルの楽曲の人気に劣らないほど流行することもある。OSTは、ドラマのシーンに寄り添う演出の一つであるため、トレンドが変化し続けているK-POPとは異なり、王道のバラードやポップスといった大衆性や親近感のある音楽性である傾向だ。ドラマの話題性だけでなく、OSTに著名なアーティストが参加することから注目される機会も多い。K-POPと同様に日本で浸透している韓国ドラマであるが、今ではNetflixをはじめ世界中で視聴できる機会が増えてきており、OSTも音楽チャートの上位に入るなど、その盛り上がりは一目瞭然だ。

(関連:BTS V、ドラマ『梨泰院クラス』OSTが日本でもチャートイン 世界各国に広がる孤独と寂しさを癒す1曲に

 北朝鮮に不時着した韓国財閥の跡取り娘の女性と、北朝鮮の将校の男性のラブストーリーという斬新な設定で人気を集めている『愛の不時着』。これまでの王道の恋愛ドラマを彷彿とさせる主人公の女性の境遇と、その恋愛模様に国内外の視聴者から人気を得てきた。ユン・ミレの歌唱する「Flower」はストリングスの音色が感動を誘う一曲で、遠く離れてしまった愛する人への思いが率直に歌われている。ドラマの2人の境遇のように甘くも切ない世界観で、その悲しみを演出している。ペク・イェリンが歌唱する「Here I Am Again」は、離れてしまっても思いが募る心情を歌った切ないラブソングだ。ドラマの世界観と同様、純愛でありながら切ない恋愛を描いた楽曲が多い同ドラマのOST。その他にも元Wanna Oneのキム・ジェファンが「Someday」で、IUが「Give You My Heart」で参加しているなど、OSTの参加アーティストの豪華さも伺える。

 同じくNetflixで配信されている『梨泰院クラス』も絶大な人気を得ている。辛い過去と犯罪歴を背負って生きる主人公が、梨泰院(イテウォン)で飲食店を開き、仲間と共に成功を目指す青春ドラマだ。主人公が奮闘する姿に心打たれる視聴者が現在も急増している。シンガーソングライターのGahoが歌う「Start」はギターサウンドが印象的な爽やかなポップスであるが、サビの〈I can fly the sky Never gonna stay〉という歌詞にもあるように、これから待ち受けるだろう数々の過酷な試練への覚悟と、やる気に満ちている主人公の意気込みを表している。また、BTSのVがプロデュースと歌唱を担当した楽曲「Sweet night」では、アコースティックなサウンドにVの持つ柔らかな歌声が乗り、様々な心情が抽象的に反映されている。他にも、ユン・ミレが歌唱する「Say」や、若手ボーイズグループ・VERIVERYによる「With Us」も良曲だ。

 学生同士の人間関係や日常を描いた甘酸っぱい青春ドラマ『A-TEEN』も、Webドラマながらシリーズ化されるほどの人気だ。OSTには人気ボーイズグループ・SEVENTEENが参加している。これまでにSEVENTEENが同ドラマのOSTとして発表した楽曲「A-TEEN」と「9-TEEN」は“瞬間”に着目した歌詞で、10代の多感な時期に抱く感情を爽やかな音楽と共に表現している。シリーズの続編にあたる『Twenty-Twenty』も今夏配信予定であり、要注目だ。

 これまで著名なK-POPグループがOSTのために制作し、歌う楽曲も数多く輩出されてきた。アーティスト自身がドラマの世界観に合わせて制作することで、普段の活動とは異なる感性や一面が見られることもあるだろう。名作ドラマを彩る楽曲としてだけではなく、純粋な名曲にもなるOST。OSTに起用された楽曲ではMVでドラマの一場面が起用されることが多く、盛り上がりの相乗効果もあるだろう。ドラマとOSTという韓国ドラマ特有の文化はこれからも発展していくに違いない。(momotoxic)

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