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ピッコロ劇団「いらないものだけ~」開幕に土田英生「自分の作風と劇団の持ち味が溶け合って」

ナタリー

兵庫県立ピッコロ劇団 第71回公演「いらないものだけ手に入る」より。(撮影:堀川高志 / kutowans studio)

兵庫県立ピッコロ劇団「いらないものだけ手に入る」が、10月9日に兵庫・兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 大ホールで開幕した。

土田英生が作・演出を手がける「いらないものだけ手に入る」は、ピッコロ劇団と土田が、2002年の「樅の木に短冊」以来19年ぶりにタッグを組む作品。劇中では、ウィリアム・シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」から想を得たラブストーリーが繰り広げられる。

地球から遠く離れたスペースコロニー・キョクトウでは、地球上の隣国マナヒラとコチをルーツを持つ人たちが暮らしている。しかし、5年前に地球上でマナヒラとコチが戦争状態に入ったのを機に、キョクトウの人々は自身のルーツを探し、アイデンティティに目覚め始めた。それぞれの国に先祖を持つ幼なじみの男女、松尾露美と坂下樹里もその分断の影響を受け……。

初日公演を終え、土田は「19年振りのピッコロ劇団とのタッグですが、無事に初日が開けました。ダブルコールを聞きながら感慨にひたりました。今回は完全に当て書きによる新作だったので、自分の作風と劇団の持ち味が上手く溶け合っているんじゃないかと思っています」と自信をのぞかせた。上演時間は休憩なしの約1時間45分。公演は10月14日まで。

なお本作は10月28日から12月31日までConfetti Streaming Theaterにてアーカイブ配信される。視聴料は2000円で、視聴ページログイン後30日間視聴可能だ。

兵庫県立ピッコロ劇団 第71回公演「いらないものだけ手に入る」

2021年10月9日(土)~14日(木)
兵庫県 兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 大ホール

作・演出:土田英生
出演:橘義、樫村千晶、岡田力、平井久美子、森万紀、孫高宏、吉江麻樹、菅原ゆうき、吉村祐樹、亀井妙子、車貴玲

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