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西島秀俊×内野聖陽の共演シーンは? 『おかえりモネ』キャスティングの意図を制作統括に聞く

リアルサウンド

20/9/15(火) 8:00

 NHK連続テレビ小説第104作目『おかえりモネ』のキャストが、9月11日、14日と立て続けに発表された。『おかえりモネ』は、主演・清原果耶、脚本・安達奈緒子の名作『透明なゆりかご』(NHK総合)コンビのタッグということもあり、最初の情報発表からドラマファンの中でも話題を呼んでいたが、キャスト発表でさらにその期待値は上がっていると言ってもいいだろう。

 制作統括の吉永証氏は今回のキャスティングについて次のように語る。

「“モデル”となる方がいるお話ではなく、今回は完全に安達さんのオリジナルストーリーです。なので、年齢や性別などに縛られることなく、安達さんと魅力あるキャラクターを演じることができる方をしっかり選ぶことができました。安達さんが書かれる脚本は本当に細やかで、登場人物の感情の機微を描くのが本当に巧みです。そんな機微を表現できる方、視聴者の皆さんを明るく元気にできる魅力を持った方々をキャスティングできたと思っています。幸い、これ以上ないほど素晴らしい方々に出演していただけることになったので、製作チームも一丸となり、しっかり作っていこうと気持ちを引き締め直しています」

 特筆すべきは、主人公・百音の父親・永浦耕治を内野聖陽、百音が気象予報士を目指すきっかけとなる重要人物・朝岡覚を西島秀俊が演じること。そう、多くの視聴者を虜にした『きのう何食べた?』(テレビ東京系)コンビが揃って出演することになったのだ。

「西島秀俊さんに演じていただく気象予報士・朝岡は百音の人生を動かす非常に重要な役どころです。前半はそこまで登場シーンは多くないのですが、百音が東京に出てきてからは最も近くにいるといってもいいキャラクターです。当初は西島さんご自身の年齢よりももう少し若い人物を想定していたのですが、百音の“人生の師”として厳しさと優しさがあり、気象予報士としても芯がある人物をイメージしたときに、安達さんからも『西島さん』と案が出まして。30代半ばの人物のキャスティングも考えたのですが、思い切って西島さんにご依頼させていただきました。物語の肝とも言える非常に重要な人物です。西島さんと内野さんの共演シーンを期待している方も多いといますが、基本的には2人の住んでいる場所がまったく違うのでなかなか難しいかもしれません。ただ、安達さんも2人のシーンは“大事に描きたい”と思っているようなので、もしかするとあるかもしれません。西島さんも内野さんも衣装合わせの際に『一緒のシーンがあったらどんな風に演じたらいいのかな』なんてお話もされていました」

 加えて朝ドラと言えばヒロインの恋の相手が誰になるかも注目ポイント。現時点での発表では医師・菅波を演じる坂口健太郎が有力候補になりそうだが……。

「坂口さん演じる医師・菅波は、東京と百音が働くことになる登米を行き来する人物です。年齢的に百音に近く、登米では百音と一番近くにいる男性となります。後に百音が東京に行った際にも、菅波も東京と登米を行き来していることもあり物語に長く関わっていきます。明言はできませんが、2人の関係がどうなるかは本作の注目ポイントのひとつですね」

 物語は2014年からスタートする。東日本大震災の記憶も物語の中では描かれるようだ。

「震災を正面から描くわけではないですが、気仙沼・登米が舞台となることもあり、震災がそこで暮らしている人たちにどんな影響を与えたのか、通奏低音的に物語の中には組み込まれています。ただ、それを負の側面としてだけ捉えるのではなく、そこで暮らす方々がどんな気持ちを持って前向きに生きてこられたのか、その点も作品全体を通して伝えることができたらと思っています」

 まだまだ放送まで時間はあるが、さらなるキャスト発表とあわせて続報を楽しみに待ちたい。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合にて、2021年春放送
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子 
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか 

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