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佐賀町エキジビット・スペース 1983–2000 -現代美術の定点観測-

20/9/20(日)

あたりまえのことだが、どんな古典でもすべての美術はどこかの時代の現代美術(同時代美術)なのだが、今われわれが現代美術と聞いて思い浮かぶ、たとえば現在、森美術館「STARS展」に出てくるような日本の現代美術はどこから? と聞かれれば80年代後半くらいから始まって2000年くらいに確立する感じ。80年代に、現代美術を専門に展示する美術館は原美術館くらいで、直島もオペラシティも90年代。森美術館は2003年。そんな80年代に誕生した、美術館でもなく画廊でもない現代美術の展示場所と活動体、それが小池一子が主宰する佐賀町エキジビット・スペースだった(2000年まで活動)。1920年代に建てられた古いビルも良かった。森村泰昌、大竹伸朗、内藤礼、杉本博司…。錚々たるアーティストたちの初期の重要な展覧会はすべてここで開催されたのである。日本の美術史を語る時、決して外せない「サガチョー」の回顧展。なぜか群馬県高崎での開催だが、見逃すわけにはいかない。

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