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『シティーハンター』冴羽獠の射撃術が神業すぎる! 驚愕のテクニック3選

リアルサウンド

21/3/26(金) 8:00

 闇のスイーパー、冴羽獠が拳銃を自由自在に操り、悪と対峙していく『シティーハンター』。魅力は様々だが、その1つに獠の神技とも思える射撃技術が挙げられる。劇中で見せた神技の一端を検証したい。

自分の手を貫通させ相手を撃つ

 「妹を殺した男の敵をとってほしい」と依頼する女性。獠は「同伴スナックやりたい放題」で話を聞くことにする。明らかな風俗店に不快感を示す女性に、獠は尻を触るなどもっこり全開。

 怒った女性が帰ろうとすると、別の席にいた男が女を人質に取り、金を要求する事件が発生する。店長から助けを求められた獠がコルト357マグナムを向けると、男は窓側に立ち、「その化け物銃では弾が窓を貫通して(店の)外の奴らに当たる」と脅す。

 動じない獠は自分の手のひらを出したうえで拳銃を発射し、弾を男に命中させる。手を介すことで、勢いを弱めたのだ。その後マンションで治療した相棒の槇村は「それにしても器用な男だ。指の骨と骨の間をぶち抜くとは」と舌を巻いた。正確な射撃と勇気がなければ、できない行動だった。(1巻)

試合中のボクサーの耳穴に銃を打ち込む

 ボクシングのタイトルマッチで八百長を持ちかけられたことを拒否し、稲垣に射殺された荻野。その恋人で癌を患う岩崎めぐみから、槇村を通じて稲垣に復讐するよう依頼を持ちかけられる。

 新たな王者に、家族を殺すことをちらつかせ、次のタイトルマッチで八百長試合するよう脅した稲垣。その様子を見て憤りを持った冴羽獠は、殺傷能力の高い純金製ホーローポイント弾を自作し、試合会場に向かう。

 怒りの冴羽獠は会場の入口に立ち、稲垣がパンチを受けたところで、新聞紙に隠したライフルを発射。弾丸は稲垣の耳の穴に入り、そのままへばりつく。稲垣は吹き飛び、観客席の椅子に倒れて死んだ。殺人と感づかれないよう、稲垣がパンチを受けた瞬間に弾丸を遠く離れた場所から放ち、耳の穴に入れた獠。まさに神技だった。(1巻)

暗闇のなか相手の位置を一瞬で判断し射殺

 妹の香が家出したことに動揺し、泣きながら冴羽獠に居場所を探すよう依頼する槇村。女性の誘拐事件を追っていた獠は呆れつつも、槇村の依頼を受ける。

 獠は男装をした女が立ちんぼと揉めているところに遭遇し、男装した女を男と間違えて殴ってしまう。その後殴ってしまったことを詫び、「ブティック新宿」という店で「お詫びに服を買っていい」と誘う。女は「あの野郎破産させてやる」と言いながら、店に入り試着室へ入った。

 その店は獠が追っていた女性誘拐組織の店で、試着室の床が抜け、女は落ちてしまう。獠が後を追うと、そこは懐中電灯を必要とするほど暗い地下室だった。組織のボスは赤外線暗視装置を目に装着し、女を人質にとる。

 対峙した獠は床をめがけて発砲。その後、ボスが自分をロックオンする前に、ボスが装着していた赤外線暗視装置に弾丸を打ち込み、射殺した。床に撃った跳弾・メタルジャケットの火花で暗所を照らすことで瞬時に位置を確認し、目にも留まらぬスピードで拳銃を撃ったのだ。人質に取られていた女は、槇村の妹で、後にパートナーとなる香だった。香との出会いで見せた状況判断能力と正確な射撃は、「凄まじい」の一言だった。(1巻)

神技に見惚れる

 このほかにも1発目の弾丸で穴を開け、2発目以降全ての弾を打ち込む「ピンホールショット」をたびたび決めるなど、その天才的な射撃技術がたびたび登場する『シティーハンター』。もっこり要素の強い作品と言われるが、現実世界ではほとんどありえないような神技にも注目したい。

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