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『オヤハル』永野芽郁と中川大志が体現する青春のきらめき 賀来賢人&伊藤健太郎もついに登場!

リアルサウンド

20/8/31(月) 12:20

 ムロツヨシが主演を務めるドラマ『親バカ青春白書』(以下『オヤハル』/日本テレビ系)が、8月31日に第5話を迎えた。

 第1話より人気を博している『今日から俺は!!劇場版』とのコラボ企画。『今日俺』メンバー11名が特別ゲストとしてカメオ出演するというもので、第3話では清野菜名と矢本悠馬が登場し、永野芽郁がヒロインを務めた朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合/2018年)のキャストが久々にそろい踏みとなったり、第2話ではハタケ(中川大志)の事故物件を除霊に来る霊媒師役のじろう(シソンヌ)による駄々っ子満載の演技で中川大志が笑いを堪えきれなくなるなど、決して“お邪魔”なんかではなく、『オヤハル』に時にはさらなる青春要素を、時には笑いのスパイスを与えてきた。

 第5話に登場したのは、満を持しての賀来賢人と伊藤健太郎。しかも、開始早々からの出演に思わず面を食らってしまった。『今日からワイド』という、とある作品を彷彿とさせるワイドショーの街頭アンケートに答えるさくら(永野芽郁)と寛子(今田美桜)。その番組の司会者役として賀来、コメンテーター役で伊藤が姿を見せた。さくらが明かす「お父さんと一緒に大学に通っている」という話題は、「令和の大学生の恋愛事情特集」を企画する番組サイドの思うツボ。辛辣な意見の司会者に、「気持ちは分かりますけどね」と親バカなガタロー(ムロツヨシ)に寄り添うコメンテーターの優しさも、演じるそれぞれのイメージとどこか重なる。

 賀来本人もコメントしている通りに、ツッパリがトレードマークの『今日俺』とは、全く違う役柄。そのギャップも新鮮でユニークだが、次回予告終わりの「親バカじゃんけん」では『今日俺』ノリが溢れ出してしまっていた。小比賀家の忙しない朝、テレビから聞こえてくる「古き良きツッパリたちを千葉県で発見。密着取材してきました」という『今日からワイド』の次のコーナーも観てみたかった……。

 さて、『オヤハル』もラスト2話ということで、第5話はガタローら6人の物語が一気に動き出す回。特に、さくらとハタケの交際がスタートすることは一番のトピックだろう。「さくらっていい子だよなぁ」ーーバイトの初任給でガタローにパジャマをプレゼントしたさくらを見て、ハタケはうっとりした顔で、そうつぶやいていた。その言葉を耳にしていた寛子の粋な計らいのおかげで、2人はめでたく付き合うことに。デート中もお構いなしの、ガタローの厳しい監視体制が続く中、確実に愛を育んでいくさくらとハタケ。改めて、『オヤハル』の青春要素を司っているのはこの2人なのだと気づかされる。

 福田組としては、ほぼ初参加の永野芽郁と中川大志(永野は『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系/2017年)にゲスト出演している)。永野が、白目を剥き出しにしたり、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の名セリフを口にしたりと、度々視聴者を驚かせてはいるものの、真っ直ぐで純粋な人柄は、永野にしか出すことの出来ない温かなオーラによるものだ。そんなさくらと結ばれたハタケを演じる中川が大事にしているのは、男女問わず一緒にいると安心するキャラ。レベチで鈍感なハタケであるが、裏を返せばそれだけ誠実という証拠。汚れを知らないさくらとハタケが見つめ合い微笑んでいるその光景は、『オヤハル』ならぬ“アオハル”だ。第6話の予告では、ハタケがさくらに“あすなろ抱き”をする大胆なシーンが。小比賀家で始まる青春シェアハウスにて、2人の距離は一気に縮まることになるのだろうか。

 そして、すでに話題になっている通りに、次回は主演のムロツヨシが福田雄一に代わって監督を務めるという前代未聞の回に。ムロは「福田さんとあえて同じやり方、あえて違うことをやりました。若者たちと相談して作ったあえてのワンカット撮影。やりたいことも通しました」と見どころを語っている(参考:ムロツヨシ、『親バカ青春白書』第6話の監督に 約10分のワンカット撮影、特別エンドロールも)。最終回に向けてさらに勢いを増していきそうだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『親バカ青春白書』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:ムロツヨシ、永野芽郁、中川大志、今田美桜、戸塚純貴、小野花梨、谷口翔太、野間口徹、新垣結衣ほか
脚本統括・演出:福田雄一
脚本:穴吹一朗ほか
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:高明希、鈴木大造(クレデウス)
協力プロデューサー:白石香織(AX-ON)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/oyabaka/
公式Twitter:@oyabaka_ntv

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