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歌舞伎座『九月大歌舞伎』

20/8/22(土)

【第三部】 秀山ゆかりの狂言『双蝶々曲輪日記』引窓 【第四部】 映像×舞踊 特別公演『口上』『鷺娘』 【第三部】 秀山ゆかりの狂言『双蝶々曲輪日記』引窓 人形浄瑠璃『双蝶々曲輪日記』の一つの段である『引窓』は、歌舞伎でもよくかかる世話物の名作だ。この“引窓”という外題がユニーク。舞台となる家の屋根の構造がそのまま外題になっており、この芝居の象徴でもある。 大坂で人気の力士・濡髪長五郎は幼いころに母のお幸の元から養子に出されるが、義理にからめられて殺人を犯す。一方、母のお幸は義理ある息子の南与兵衛や女房のお早と共に暮らしており、与兵衛は念願の代官へ取り立てられ、南方十字兵衛と名乗ることを許されたばかり。なんとそのめでたい日に、お尋ね者となってしまった長五郎が、母に一目会いたいとこの家を訪ねて身を隠している。与兵衛は代官となったのだから長五郎を発見すれば捕縛しなくてはならない。だが「丸腰なれば今まで通りの南与兵衛」と腰に差したばかりの大小の刀を投げ出し、せっかく手に入れた身分を投げ出し、長五郎を助けてやろうとする。ここで明かり取りのための引窓が効果的に用いられる。 中村吉右衛門が濡髪長五郎、尾上菊之助が南与兵衛後に南方十字兵衛、中村雀右衛門がお早、中村東蔵がお幸。 【第四部】 映像×舞踊 特別公演『口上』『鷺娘』 坂東玉三郎の『口上』と『鷺娘』。『鷺娘』は女方の歌舞伎舞踊の中でも人気の作品だ。降り積もる雪の中、池のほとりで踊る若い娘は、実は鷺の精。人との道ならぬ恋に落ちた地獄の責めを受けて、雪の中、必死に羽ばたきをするがついに息絶えてしまう。長唄と囃子と一体となって、降りしきる雪の中、ため息が出るほど美しく哀しい鷺の精。 今回は映像を織り交ぜて舞台と混然一体となるような幻想的な一幕となりそう。

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